プロゴルファー猿がゴルフクラブ相談室に! ショットを解析、シャフトを選ぶ

工藤考浩

ゴルフというスポーツ上で、大変重要な要素がクラブ選びであることに、異論をはさむ余地はあるまい。
ゴルフクラブには、価格帯はもちろんのこと、さまざまな特性の商品が販売されており、ゴルフ用品店にはそれこそ選びきれないほどのクラブが並んでいる。

試打をして、「これだ」と思って選んだクラブも、いざコースに出てみると「どうも違う......」という印象になってしまうことも、少なからず起こる。
スコアが伸びないのは、飛距離が伸びないのは、ひょっとするとこのクラブのせいなのか、あるいは自分の練習が足りないのか......。
そんな悩みを抱えているプレーヤーも多いだろう。
何を隠そう、かく言う、ワイもそのひとりである。


私事で恐縮だが、ワイはこれまで自作のドライバーを使用してきた。
豚が探してきた裏山の木を切り、削って作った、非常にバランスのいいお気に入りのクラブだったのだが、最近仕事で取引先とコースを回る機会が増え、その際に自作クラブだとどうも目立ってしまうので、市販のクラブに買い換えた。
しかし、それがどうにもしっくりこない。
ティーグラウンドにつむじ風が舞うと、グリーンのターゲットが狙えない。
問題点はどこにあるのか、悩んでいたところ、フジクラシャフトの運営する「フジクラゴルフクラブ相談室」の存在を知った。
このフジクラゴルフクラブ相談室、現在使用中のクラブのスペックを計測し、ショットを解析。その結果を基に、プレーヤーのスイングに合ったシャフトをフィッティングしてくれるという。

早速ワイもこのフィッティングを受けてみた。



この日お邪魔したのはフジクラゴルフクラブ相談室の木場店だ。
相談室にはコンピューターとカメラを駆使した最新の解析システムが設置されており、200種類以上のフジクラシャフトを装着した試打クラブを使って、自分にぴったりあったシャフトを選ぶことができるのだ。

まずは現在使っているクラブの計測から始まる。持ち込んだクラブの長さ、重さ、スイングバランス、振動数など、クラブスペックを計測。まずは自分の使っているクラブをしっかりと知る、というわけだ。



そして、持ち込んだクラブでのショット解析。店内に設置されたカメラとコンピューターで、ヘッドスピードや初速、ミート率、バックスピン量、サイドスピン量などを測定して、自分のスイングとクラブの相性や問題点を解析してくれる。



この解析データを基に、試打クラブを使いながら、自分に合ったシャフトを見つけてゆくのだ。
試打は気の済むまで行わせてくれる。その都度データを解析しながら、納得のゆくまで試打ができるのだ。




この日は特別に、フジクラゴルフクラブ相談室専属の古川尚樹プロに、簡単なスイングレッスンも受けさせてもらった。フジクラゴルフクラブ相談室木場店と世田谷店では、専属プロによる有料のフィッティング&レッスンも行っているのだ。


<基礎のできていないワイにも、初歩的なこところから教えてくれた>



試打は、コンピューターのディスプレーに表示されるデータを見ながら行えるので、自分の体力やスイングに合ったシャフトを、客観的に選ぶことができる。


<モニターに映し出されるワイ>

もちろんフィッティングには、データだけでなくフィーリングも大切で、いくらデータがよくても打ちにくいクラブでは意味がない。しかし、数値というのは正直なもので、「お、これいいぞ」と思ったクラブで打つと、解析データもおのずと理想的なデータをはじき出すのだ。





これは、今後の練習やプレーにおいて、確固たる自信につながるものだと思う。
「自分のスイングが悪いのか、クラブが合わないのか」という不安が、客観的なデータに基づいて選んだシャフトによって解消される。そうすれば、安心してプレーに集中できる。



また、フジクラゴルフクラブ相談室木場店では、「ENSO(エンソ)」と呼ばれる、さらに新しいシャフトの挙動解析システムを導入している。このシステムは、モーションキャプチャによる3次元動作分析で、シャフトやヘッドの動きをより詳細に、正確に捉えることができる。


<特殊なカメラを使い、3次元で解析する>

デモンストレーションを見せてもらったが、クラブに付けた解析用のマーカーを複数台のカメラが捉え、その細かい動きを、シャフトのしなりやねじれのレベルまで分析する様子は、まさにSF映画のようであった。
「エンソ」はフジクラシャフトの新シャフト開発に活用されるとのこと。今後、一般ゴルファーのフィッティング向けに使用される日が楽しみだ。



さて、取材から2週間後、宅配便で新しいシャフトになったドライバーが届いた。



早速練習場で試したところ、とても振りやすく、よく飛ぶクラブに変身していた。
これでまた、白いボールが雲を裂き、嵐を呼んで、火と燃える日がやって来るに違いない!



(工藤考浩)

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