日本シリーズが白熱するなか、惜しくも出場を逃した各球団からは、早くもストーブリーグに関する話題が相次いでいるが、そうした中で現在、取り沙汰されているのは、今季、CSファイナルで阪神にまさかの4タテを食らい、激しい批判を浴びた巨人の「来季正捕手」についてだ。



今季まで長らく正捕手をつとめてきた阿部慎之助(35)が、来季は一塁へのコンバートが濃厚になったことで、早くもスポーツ紙などでは楽天の嶋基宏(29)を獲得するのではないか?という声も出始めているが、先頃発表された2014年度のFA有資格選手の名簿によると、この嶋を筆頭に、広島の石原慶幸(35)・倉義和(39)、西武の炭谷銀仁朗(27)など、多くの魅力的な捕手がその名を連ねている。関係者の証言によると、このうち、石原と倉は年齢的に見ても阿部の後継者としては難しいため、現在のところは嶋と炭谷を有力視。また、若手の小林や中堅・実松、加藤といった内部昇格ではなく、あくまでFAや大型トレードによる補強が規定路線と見られている。

現在、こうしたFAによる実力派捕手の獲得と並行し、かつてFAの人的補償により、巨人から中日へと移籍し、今オフ戦力外となった小田幸平捕手(37)について、ベテランの控えとして呼び戻すというプランも浮上しているという、巨人の捕手事情。果たして、来季の開幕戦でスタメンマスクを手にするのは、一体どの選手なのだろうか。

文・大貫明