去る11月10日に亡くなっていたことが明らかとなった俳優・高倉健さんを巡る報道について、テレビ朝日系で放送された『報道ステーション』の内容が、あまりに酷すぎると物議を醸している。

これは高倉さんの一斉に死が報じられた、同番組11月18日夜の放送分で、その中で、高倉さんが活躍した時代をなぞるように、「戦後の日本の映像」として学生運動の映像を流したり、当時、こうした運動に参加していた人を「街の声」としてレポートし、その男性から「たった一人の男の思いが時代の革命のエネルギーになっていくのかなという話をしてた」というコメントをピックアップ、高倉さんの功績に関する紹介や死を悼む声とは懸け離れた「別の内容」を紹介していた。そのため、放送直後からネット上では「こじつけだ」「全共闘を美化してやがる」「BPOの審議にかけるべき」といった批判が噴出している。

多くの視聴者が指摘するように、高倉さんが生前に全共闘世代の活動家たちを礼賛した事実はなく、強いて言えば、高倉さんの主演で大ヒットとなった映画の公開時期と、学生運動が盛んであった時期が近かったという程度という接点に過ぎない。同番組に対する批判が相次ぐ中、果たして局側がどのような対応を行うのか、注目されるところだ。

文・葛西敦規

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