スパイダーマンが映画『アベンジャーズ』に参戦するとどうなるのか?徹底解説

杉山すぴ豊

先週、アメコミ映画ファンを騒然とさせた大NEWSについてレポートします!

ズバリ!スパイダーマン、ついに映画『アベンジャーズ』に登場か?

スパイダーマンが、この先アベンジャーズの映画に登場する!ということが明らかになりました!マーベルの正式発表はこちら。まずこの話を初心者の方にもわかるように解説いたします。



スパイダーマンもアベンジャーズも同じマーベル・コミックのキャラクターです。そしてコミックの中では、スパイダーマンがアベンジャーズのメンバーとして活躍したこともあるのです。なので映画のアベンジャーズの方に、スパイダーマンが出てきてもおかしくないのですが、映画の方は、スパイダーマンの映画化権はソニーピクチャーズが持っています。マーベルはその後、独自の映画部門マーベル・スタジオを立ち上げ、ディズニー傘下となります。そして一連のアベンジャーズ系の映画を作るわけです。
なので映画ビジネスにおいては、スパイダーマンとアベンジャーズは別会社のヒーローなのです。

なのですが、ソニーとマーベル(ディズニー)の関係は良好で、何らかの形で両社がコラボするという期待感はありました。マーベル・スタジオのキーマン、ケヴィン・ファイギは「アイアンマンとスパイダーマンの共演は不可能ではない」とコメントしたことがあります。
また噂では、ともに12年に公開された映画『アメイジング・スパイダーマン』と『アベンジャーズ』では、"同じNYの風景"を使おうとしていたらしく、従って『アメイジング・スパイダーマン』の中のNYに"スターク・タワー(=アイアンマンことトニー・スタークのNYのビル)"が、『アベンジャーズ』の中のNYに "オズ・コープ(=すべての元凶の会社ですね)"が出る可能性もあったらしいのです。

この共演は何度かあがっては消えたのですが、ファンの間で俄然注目されたのは、マーベルが2016年5月6日に『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』を公開すると発表したからです。
この『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』は、原作コミックでは、アイアンマンとキャプテン・アメリカが対立するお話ですが、スパイダーマンがどっちの側につくかが重要なポイントになっているストーリーでもありました。当然、スパイダーマンが出てくれるだろうと。(ここは以前お伝えしたこの記事を参照してください)

とはいえ、これはファンの希望・熱望でした。
しかし、例のソニーピクチャーズのハッカー事件で、ソニーとマーベルが本気でこのプロジェクトを検討していた(!)ことが、世の中に流れてしまいました。そしてこの事件がきっかけで、ソニーピクチャーズの責任者だったエイミー・パスカル女史がプロデューサー(つまり現場)に復帰し、プロデューサーとして動きやすくなった分、マーベル・スタジオのキーマン、ケヴィン・ファイギと話がしやすくなり、スパイダーマンをマーベル映画に出すことが決まったそうです。これはどう"解釈"するかなのですが、
スパイダーマンの映画化権がマーベル(ディズニー)に戻ったということではなく、ソニーのスパイダーマンが、マーベル(ディズニー)の映画にも登場できるようになった
ということです。

そして、2017年7月28日に、ソニー×マーベルによる新『スパイダーマン』映画公開!
プロデューサーは、エイミー・パスカルとケヴィン・ファイギです。

『アメイジング・スパイダーマン3』ではなく、新『スパイダーマン』です。つまり、サム・ライミ×トビー・マグワイアの『スパイダーマン』3部作、マーク・ウェブ×アンドリュー・ガーフィールドの『アメイジング・スパイダーマン』2部作とはことなる、2度目のリブートです。

さらに!
2016年5月6日公開の『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』にスパイダーマンが登場し、このソロ映画につなげるらしいです。(ひょっとすると『アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン』にもその存在が語られる?)
そして、2018年と19年連続公開の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にスパイダーマン参戦でしょう!!

これにともないマーベル映画は、
・『マイティ・ソー3:ラグナロック』が2017年7月28日から11月3日に
・『ブラック・パンサー』が2017年11月3日から2018年7月6日に
・『キャプテン・マーベル』(アンジェリーナ・ジョリーが監督との噂も!)が2018年7月6日から11月2日に
・『インヒューマンズ』(ヴィン・ディーゼル出演の噂あり!)が2018年11月2日から2019年7月12日に、
公開日が変更です!

そして、バラエティ誌によれば、マーベルとソニーの契約はすごくユニークで、
①マーベルは、スパイダーマンをマーベル・スタジオ映画に登場させる際、使用料をソニーに払わない。またソニーは、スパイダーマンが登場するマーベル映画がヒットしても、利益をうけない
②マーベルは、ソニーのスパイダーマン映画がヒットしても利益を得ない

気になるのは②ですが、じゃあ2017年7月28日の、ケヴィン・ファイギ氏がプロデュースするマーベル&ソニー連合の新『スパイダーマン』映画の利益はマーベルにいかないのかな? 逆に言えば『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』にスパイダーマンが出てヒットしても、ソニー側には利益がいかない、ということですが。

スパイダーマンがアベンジャーズに!! スパイダーマン好きとしては本当にうれしいし、16年、17年、18年、19年と連続してスパイダーマンにスクリーンで会えることになりそうです。

早くもファンがこういう動画を作ってUPしています!大騒ぎです!(笑)

【動画】http://youtu.be/1LXFOeY6-d0


【動画】http://youtu.be/-4vS-DVrDHM


個人的に残念なのは、アンドリュー・ガーフィルドくんが降板のようです。これは、彼のスパイダーマンが悪い、、ということではなく、マーベルとしては"高校生ヒーロー"としてスパイダーマンを描きたいらしく、アンドリューくんは、すでに31歳なのです。そのために、もっと若い俳優にしたい、ということだそうです。

なお『アメイジング・スパイダーマン』の『2』と『3』をつなぐハズだったスピンオフ映画『シニスター・シックス』の公開は延期になりましたが、キャンセルではない、との噂もあり、この新設定に基づき新たな悪人連合映画を将来的に作るのかもしれません。

早くも次のピーター・パーカー=スパイダーマン俳優探しが始まっているそうですが、候補として名前があがっているのは、有力候補としてローガン・ラーマン(『フューリー』。彼は実はアンドリュー・ガーフィルドとこの役を一度争っている)、ディラン・オブライエン(『ザ・メイズ・ランナー』という映画がもうすぐ公開。"ティーン・ウルフ"の新TVドラマにも出演)、他にはザック・エフロン(!? 彼も『アメイジング・スパイダーマン』のとき名前があがっていた)、ニック・ロビンソン(この夏の『ジュラシック・ワールド』に出演)、トーマス・マン(ちょっと僕は知らないのですが、いま人気出つつある俳優さん)、アントン・イェルチン(『スター・トレック』のチェコフ、『ターミネーター4』のカイル)、アンセル・エルゴート(リメイク版『キャリー』のトミー・ロス)、フレディ・ハイモア(『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリー)、グラント・ガスティン(TVシリーズの『ザ・フラッシュ』)、タロン・エガートン(マシュー・ボーンが映画化するグラフィック・ノベルが原作のアクション映画『キングスマン:シークレット:ザ サービス』に出演)、さらに!もしかすると!今度のスパイダーマンは、コミックの『アルティメット・スパイダーマン』というパラレル・ワールドを描いたシリーズで、ピーターの後を継いだ、アフリカ系でヒスパニック系の若者マイルズ・モラレスを映画に登場させ、黒人俳優のドナルド・グローバー説までネットでとびかっています。

新スパイダーマンについては、これから発表あるでしょうから、期待して待ちましょう!
ただ最後に言っておきたいのですが、僕は『アメイジング・スパイダーマン』は1&2、とても好きです!だから『3』に期待していました。アンドリュー・ガーフィルドのピーターがもう見られないのはとても残念です。そして青春映画としての楽しさがあったマーク・ウェブ監督の演出も。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズに"ありがとう"と言いたいです!

GO!SPIDEY!GO!

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