2015年もあと少しで大晦日を迎えるわけだが、その日、一人の少女がモーニング娘。'15を卒業する。鞘師里保、17歳。加入当時から大きな期待を受け、エースとしてそしてセンターとしてモーニング娘。の中心でい続けた彼女は、この日をもってモーニング娘。'15を後にする。これはどうしたってモーニング娘。にとって、そしてハロー!プロジェクトにとってもまた、一つの大きな時代の転換だと言えるだろう。

歌もダンスも、パフォーマンスにおいては誰にも負けることを許さないセンターだった。そのストイックな姿勢は誰にとっても憧れの的ではあったが、同時に孤高のイメージがいつもどこかにある、そんな特別なメンバーだった。だが鞘師里保はまた、期待と羨望を背負ったエースであるとともに、一人の可愛い17歳の少女でもある。ステージを降りたときの良い意味でのポンコツ具合を、誰もが愛していたのだった。


というわけで本日は、パフォーマンス以外での鞘師里保の魅力、17歳の少女としての可愛い部分を5つの点に分けて紹介したい。歌とダンスだけではない、人間としての彼女の魅力の一端が伝われば幸いである。

<その1 カビを育てる鞘師が可愛い>

その堂々たるパフォーマンスからは想像できないほどズボラな性格の鞘師里保。部屋が汚かったりものをなくしたり寝坊をするといったエピソードも多いが、その中でも最も衝撃的だったのが2013年に起きたカビを育てていた事件だ。当時鞘師は自宅でミントを育てていたのだが、全く育たなくなってしまったということでブログでファンにアドバイスを要請。「白いワタみたいなのがふわふわしてきました」と言ってアップした写真が、完全にカビが生えていたという恐るべき事件である。

【ブログ:ミントくんのその後。鞘師里保

アイドルという存在が多様化する現在ではあるが、カビを育てた経験のあるアイドルというのは古今東西探しても鞘師里保だけだろう。ファンからはコメント欄でそれはカビであるというツッコミが多発したわけだが、反省した鞘師がとった行動が「とりあえず換気をよくして、ファブリーズ掛けときましたっ」というのも素晴らしい。あれだけ完璧なパフォーマンスを見せておきながら、これほどまでにツッコミどころの多いキャラクター。まさしくそれが鞘師里保の魅力なのだ。


<その2 すぐ寝る鞘師が可愛い>

個性豊かなキャラクターばかりのモーニング娘。だが、鞘師里保のキャラクターと言えばすぐ寝るキャラ。何だそのキャラはとは思うが、すぐ寝てしまうのだから仕方がない。ふと目を離したスキにすぐ寝てしまっていることでおなじみであり、「ドラえもん」の野比のび太と同じ程度の睡眠力を持っているともっぱらの噂だ。

さらに特筆すべきはその寝顔があまりにも可愛すぎるという点。「鞘師 寝顔」で検索してみれば、その意味が分かるだろう。寝るために生まれてきたと言っても過言ではない。吹き出しをつけるとしたら「すやすや」「むにゃむにゃ」といったひらがなの擬音、あるいは「もう食べられないよぉ......(わんこそばを)」や「愛しのブドウ......」といった寝言が実によく似合う。眠っていても人を幸せにしてしまうという鞘師里保、さすがとしか言い様がない。


<その3 しゅわしゅわポン!な鞘師が可愛い>

鞘師里保が好きなものと言えば歌とダンスとモーニング娘。と、あとはサイダー。無類のサイダー好きとして知られ、サイダーが好きなあまり「しゅわしゅわポン!」という呪文まで開発してしまった。その呪文を使えば冷蔵庫がサイダーでいっぱいになるという可愛いすぎる白魔術なのだが、使えるのが鞘師里保しかいないため真偽のほどは定かではない。

ここで強調しておきたいのは、サイダーが好きなあまり呪文を開発してしまうという鞘師里保の純粋さだ。歌もダンスもそうだが、好きなものに対して誠実に向き合うという姿勢がいつも彼女にはあり、それを象徴しているのが「しゅわしゅわポン!」だと言える。だからその呪文は、冷蔵庫をサイダーでいっぱいにするかどうかはともかくとして、一つの能力が確かにある。それは、かかった人を笑顔にしてしまうという、世界で一番素敵な呪文なのだ。


<その4 変態の鞘師が可愛い>

モーニング娘。の歴代メンバーの中で最も変態なのは道重さゆみだというのは異論を待たない。かつて鞘師里保はステージ上で道重さゆみからスカートの中をのぞかれるという完全にアウトなハラスメントを受けた経験もあるのだが、しかし後輩が先輩の良い部分を引き継ぐというのがモーニング娘。である。鞘師里保は道重さゆみの変態性を受け継ぎ、立派に譜久村聖の二の腕をぷにぷにしようとするのであった。

お気に入りは同期でもある譜久村聖で、もし彼女の写真を撮影するなら「一面びっしり肌の写真を撮りたい」「顕微鏡で撮影した肌の写真も掲載していい」とまで言い切る芯の強さはさすがだ。さらに他のメンバーに対しても「(後輩メンバーの)工藤遥の鎖骨のスペースに水を注いでいるときの写真を撮りたい」という通好みの要求までするので手に負えない。こういったエピソードは鞘師里保が好きなものを好きだと表明する覚悟を持ち、そこには好きなものを好きでい続ける純粋さがあるわけで、決してただの変態などではないということは強くアピールしておきたい。


<その5 17歳の女の子な鞘師が可愛い>

12月8日に行われたモーニング娘。'15の日本武道館コンサート。この日は鞘師里保が卒業前の最後の日本武道館ということで、多くのファンが会場に駆けつけた。最後まで完璧なステージを終えた鞘師はアンコールを受けて一人で登場。満員の観客席を笑顔で見つめて「ちょっと移動してもいいですか?」とステージを駆け回り、楽しそうに「わーい!」と何度も叫んだのだった。

モーニング娘。'15の不動のセンターであり唯一無二のエース。だがそれと同時に、鞘師里保は17歳の少女だった。ファンは純粋無垢な鞘師の笑顔を見て、笑いながらすこし涙し、そして彼女がこれから追いかける夢を応援しようと誓った。今までありがとう、という思いを込めて、彼女の夢を精一杯応援しよう、と。

鞘師里保は2015年の大晦日をもってモーニング娘。を卒業するが、ハロー!プロジェクトには在籍する。いつかまた、会えるだろう。ファンはその日を待ち望むとともに、そのころ鞘師里保はカビとワタの区別がつけるようになっているだろうかと、未来を夢想しているのだ。


<結論>
なお筆者の中でのベスト鞘師は、同期の譜久村聖と生田衣梨奈のケンカを見ながら「ビジネスぽんぽん......」と呟く意地悪な、だけど可愛い表情、です。

モーニング娘。スペシャル1 MC:道重さゆみ【ハロ!ステ#12】(21分22秒より)
https://youtu.be/Q6wCVsxkWqU


文・相沢直

■参照リンク
モーニング娘。'15 公式ブログ
http://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-11561163912.html


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