有名シェフが真夏のオーストラリアのビーチで"料理コーナー"を展開。しかし、その目的は別にあった!

https://youtu.be/Og-t_74sQ78


オーストラリアの人気リゾート、ボンダイビーチにやって来たシェフのマット・モラン氏。今回のテーマは「実にユニークなオーブンをご覧あれ」だ。

ビーチの特設コーナーに集まった人々を前に「前代未聞のオーブンをご紹介します。数分で温度が上がり、熱さをしばらくキープします。実に見事な結果を出しますよ」と説明を始めるモラン氏。どうやらラム肉をオーブンで焼いた料理のようだ。

皿にドレッシングなどを載せていくモラン氏。「それでは、問題のオーブンをお目にかけましょう」と言いながら彼が向かったのは・・・あらかじめ炎天下で長時間停めておいた(つまり激アツ)な車だった!

実験開始当初の屋外の温度は27.1度で、その10分後に測った車の室内の温度は35.4度。さらに15分後には早くも52.3度に急上昇した。ここでラム肉を入れて、そのまま放置。この間にも車の中の温度は刻一刻と上昇していく。サーモグラフで見ると、アスファルトの道路と同じくらいの熱さだ。そして肉を入れてから約1時間後には、室内の温度は68.9度に。お風呂の温度が38~41度くらいなのを考えると、いかに熱いかがわかるだろう。

そしてモラン氏は、フライパンで焼いたかのように色が変わり、肉汁まで出てきた肉を車から取り出し、皆の前で披露した。観客の中からは、笑い声すら聞こえる。だがそんな人たちを前に「"前代未聞の"オーブンに1時間半ほど置いた肉ですが、まるで調理したかのようですよね」と続けるモラン氏。そして今日の目的は肉やオーブンではなく、「オーストラリアで毎年、オーブンのような(または蒸し風呂)状態になる車の中に置き去りにされる5,000人あまりの子どもたち」と告白した。

和やかな雰囲気から一転し、真剣な面持ちで説明を聞く観客たち。モラン氏はなおも「このひどい事実をオーストラリアの皆に知って欲しいんです」と続ける。そして最後に「たとえ暑さをさほど感じない日でも、車内の温度は70度まで上がることがあります。太陽の光は、どんな車でもオーブンに変えてしまいます。この夏は子どもたちの安全を守ってください。(親である)あなたと一緒にいさせるのです」というメッセージで、CMは終わった。

このCMは子どもの事故防止に務めるオーストラリアの団体<Kidsafe Australia>が製作したもので、見た人からは「これはかなり説得力がある」「SNSでシェアするよ」「このラム肉を人間だと想像すると・・・」といった声があがっている。

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