独特の世界観と映像美で世界を魅了し続ける鬼才・押井守。1995年発表『攻殻機動隊 / GHOST IN THE SHELL』は、全米ビルボード1位(ホームビデオ部門)を獲得し、ジェームス・キャメロンら数多くの世界的クリエイターに影響を与え、世界へ通用するジャパンアニメーションの土台を築き上げてきた人物といっても過言ではない。そんな押井守監督の最新作『ガルム・ウォーズ』日本版の公開が5月20日(金)に決定した。


押井が、構想15年、制作費20億円をかけて異国の地・カナダで全身全霊を捧げて撮影した本作。かねてより「実写とアニメーションは融合して区別がつかなくなる」と提唱してきた押井は、『イノセンス』(2004)、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2008)など、数々の作品を共にしてきた世界的アニメーション製作会社Production I.Gと共にオール北米ロケを敢行した。言葉も通じぬ異国の地で、日本人は監督含めスタッフ7人。外国人俳優を起用して撮影に挑み、アニメーションと実写の境界線を越えた新しい映像を作り上げた。

更に今回、日本語版プロデューサーとしてスタジオジブリ鈴木敏夫の参加が決定。名だたる名匠と数々の名作を生み出し、ヒットに導いてきた鈴木が、30年以上の付き合いだという盟友・押井を支えるため、『イノセンス』以来12年ぶりにタッグを組む。「押井守が日本で果たすことが叶わず、海外で撮った、15年越しの『夢』」であるという本作を、「台詞の内容を一切変えずに、作品の印象を一変させてみたい」と考え、声優・朴璐美や、演出家・打越領一、そして押井の大ファンだという名脚本家・虚淵玄の協力を得た鈴木。「この日本語版を押井守が見てどう思うのか。押井さんが悔しがるのが楽しみです(笑)」と述べ、本作への自信をのぞかせている。

遙かなる古代、戦いの星・アンヌン。ここには創造主・ダナンがつくったクローン戦士・ガルムと彼らから神聖視される犬・グラと、鳥が生息している。ガルムはたとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで、幾世代も生き延びてきた。ダナンが星を去った後、覇権をめぐり3部族の抗争が続いていた。ある日、空の部族・コルンバの女性飛行士「カラ」は、陸の部族・ブリガの兵士「スケリグ」との戦闘の最中、情報操作に長けた部族・クムタクの老人「ウィド」と出会う。「我々は何処から来て何処へ行くのか?」ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じ、3人は「ガルムの真実」を探る旅に出る。しかし、それは神の怒りに触れる行為だった――。

『ガルム・ウォーズ』は5月20日(金)全国ロードショー

©I.G Films



■参照リンク
『ガルム・ウォーズ』公式サイト
garmwars-movie.com

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