ジェニファー・ハドソン、家族の殺害事件を語る

2008年10月に、元義兄によって母親と兄、そして甥を殺されたジェニファー・ハドソン。事件から2年近くが経とうとする今、ついに沈黙を破った。

歌姫ビヨンセと共演した映画『ドリームガールズ』での歌唱力が絶賛され、アカデミー賞助演女優賞に輝いたジェニファー。歌手としてもデビュー・アルバム『Jennifer Hudson』を同年9月にリリースし、さらに婚約も発表したりと、公私ともに幸せの絶頂にあった矢先のことだった。

ジェニファーはVH1のインタビューに対し、「(事件から)2週間の間ずっと、(私は)家族や友人たちが出入りする中、部屋に閉じこもっていた。朝起きては祈りをささげ、夜寝る前にも祈りをささげていたわ」と、当時を振り返った。

母親のダーネルさんと兄のジェイソンさんは、ジェニファーが子供時代を過ごした家の外で見つかり、7歳の甥のジュリアン君は、犯人が盗んだとされるSUV車の中から見つかった。遺体にはいずれも、多数の銃創が残されていたという。

「当時の記憶はあいまいなの。あまりにも非現実的だった。3つか4つの違った人生を生きてきたようにも感じるわ」と、ジェニファー。2009年のグラミー賞では家族のことを思い浮かべながら、自身の楽曲「You Pulled Me Through」を熱唱。ジェニファーはそのとき、亡くなった兄が「ジェニファー、痛みを断ち切るんだ。目を覚まして行動に移せ」と言うのを聞き、自分がそうしなければ兄を悲しませると確信したという。

ジェニファーは事件の翌年、2009年8月に婚約者のデビッド・オトゥンガさんとの間に息子のデビッド君をもうけた。息子のおかげで家族を失った痛みも和らいだというジェニファーは、「彼は私を、地球上で一番特別な人間だと思わせてくれるの」と、母親となった喜びも語っている。
続きを読む