歌手から俳優へ! 歌って踊って芝居もできる本物のポップ・スター

ポップ・スターが俳優業へ挑戦することは、ハリウッドでも実にリスキーなこと。映画館の大スクリーンで、大好きだったスターのヘタクソな演技を見て心の底からガッカリしたファンは少なくないはず。だが反対に、俳優業へ転身してから更なるブレイクを果たし、新たなファンを獲得したポップ・スターがいるのも事実だ。

ジャスティン・ティンバーレイク
もともとは男性ポップ・グループ「イン・シンク」のリード・ヴォーカルとして、絶大な人気を誇っていたジャスティン。彼は俳優として『アルファ・ドッグ』など日本では劇場未公開となった渋い作品に出演し、実力をつけていった。ジャスティンが、歌手の片手間で俳優をやっているわけではないと世界に知らしめたのは、『ソーシャル・ネット・ワーク』で見せた、ナップスターの創設者ショーン・パーカー役の熱演だろう。



マーク・ウォールバーグ
『ディパーテッド』でアカデミー賞・助演男優賞にノミネートされ、名実ともにトップの俳優と目されるマークも、かつてはポップ・シンガーだった。自身のラップ・バンド「マーキー・マーク&ザ・ファンキー・バンチ」では2枚のアルバムをヒットさせたマークだが、彼の運命を変える作品に1997年に出会うことになる。ポール・トーマス・アンダーソン監督の出世作でもある『ブギーナイツ』だ。その後、マークは『猿の惑星』『スリー・キングス』などでヒットを飛ばし、最新作の『ザ・ファイター』ではゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、快進撃を続けている。



ジャネット・ジャクソン
ジャネットのスクリーン・デビューは、1993年の恋愛映画『ポエティック・ジャスティス/愛するということ』。同年のゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞のBest Original Song賞にノミネートされたが、同時にゴールデンラズベリー賞の最低新人賞を獲得してしまう。そんな、いわくあり気なスタートを切ったせいか、ジャネットは2000年のコメディー『ナッティ・プロフェッサー2』までスクリーンには登場しなかった。『ナッティ・プロフェッサー2』のヒット以降は、自ら女装し主演を務めることで知られるタイラー・ペリー監督とタッグを組むことが増え、社会派映画に出演することが多い。



シェール
アカデミー賞とグラミー賞の双方を受賞しているシェールも、歌手からキャリアをスタートさせた一人。1960年代から歌手として活動していた彼女が女優として注目を集めたのは、1984年のカンヌ国際映画祭で最優秀女優賞をもたらした『マスク』から。1987年には『月の輝く夜に』でアカデミー女優賞にも輝いている。2003年以降は女優業から遠ざかっていたが、カムバック作となった2010年の『バーレスク』では、同じように歌手から女優への挑戦を果たしたクリスティーナ・アギレラと共に、スクリーンの中で蝶のように舞い踊っている。



ビヨンセ・ノウルズ
若手ポップ・スターの相次ぐ俳優化の中で、もっとも成功が期待されているのはビヨンセだろう。スクリーン・デビューとなった2002年の『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』ではコメディエンヌっぷりを発揮し、2006年には『ドリームガールズ』での熱演で、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネート。2012年公開予定で、クリント・イーストウッドが監督する予定の『Star is Born(原題)』に主演が決まっているので、初の主演女優賞を手に入れる日もそう遠くはないかも。
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