R.E.M.、HP上で突然の解散を発表

1980年代のカレッジロックを牽引し、オルタナティブとインディー音楽の道を切り開いた伝説的なバンドR.E.M.が、9月21日、自身のサイトにて突如、バンドの解散を発表した。

「ファンのみんなと友人たちへ、R.E.M.として、生涯の友人、そして共謀者としてお知らせします。僕たちはバンドの解散を決めました。今は溢れんばかりの感謝の念と、これで終了したのだという想い、そして僕たちが成し遂げてきたことに対する驚嘆でいっぱいです。僕たちの音楽に触れてくれた人々に、心からの感謝をささげたい」と、30年以上にも及ぶ長い活動期間を経て、解散を決意したことに対する想いをサイト上にて述べている。そしてメンバーのそれぞれの想いも、そこには綴られていた。

「かつての賢人はこういった。パーティに出席することにおける能力ってのは、去り際を知っているってことだってね。僕たちは一緒にビックリするくらいものを作り上げてきただろ。だからこそ今、この場を去ろうと思うんだ。この決断が簡単なものではなかったことは理解してほしい。すべての物事には終わりがあって、僕たちは僕たちなりのやり方で正しく終わらせたかったんだ。この31年間、R.E.M.をサポートしてくれた全ての人たちに感謝をしなければいけない。そして特に僕たちの決断を許してくれる人々にもっとも深い感謝を捧げたいね。本当にアメイジングだったよ! 」ヴォーカル/マイケル・スタイプ

「最後のツアーの間、アルバム『COLLAPSE INTO NOW』を作っている間、これまでのヒットを考えながら僕たちは考え始めたんだ'次は何だ?'ってね。で、30年以上に渡ってとんでもない旅を続けてきて、そろそろ線を引くべきじゃないかと悟ったんだ。僕たちはこの世で最も感覚的なバンドだったからね。互いに愛し、リスペクトし合っているのさ。このことに関しては負けないよ。不協和も不和も弁護士だって介在しない、今回の決断は俺たち自身で決めたことさ。友好的に、お互いが納得してね。そう、時が来たんだ」ベーシスト/マイク・ミルズ

「僕たちがR.E.M.でいてよかったなと思うことのひとつは、レコードや僕らが書いた曲が、ファンにとって僕らと同じだけの価値のあるものだったと思えることだよ。ありがとう。マイク、マイケル、ビル、バーティスと私は親友として歩み続けるよ!近いうちに僕らは会うだろう。そして僕に着いてきてくれて助けてくれた人々にも会うだろう。たとえそれが田舎のレコード屋のバイナル盤売り場だったとしても、あるいは世界を変えようとしている19歳の集団の演奏を、クラブの後ろのほうで眺めている時だったとしてもね」ギターリスト/ピーター・バック

長いキャリアの中で、自分たちの創る音楽に対して妥協することなく、メンバーを尊重しあって歩み続けてきた結果の解散。ファンにとって悲しいことではあるけれど、彼らのメッセージを読んでいると、それが完全燃焼のうちに、起こるべくして起こった自然の流れの出来事ように思えて仕方がない。また近い将来、彼らにどこかで出会えることを望む。
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