スライストーン、L.A.でホームレス生活を送っていた

<ニューヨーク・ポスト>紙から、なんとも悲しいニュースが届いた。伝説のサイケデリック・ソウル・ファンクバンド、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリーダー、スライ・ストーンが、現在ロサンゼルスで大型バンに寝泊りし、食べ物を分けてもらうという、ホームレスのような生活を送っているというのである。

同紙によると、スライ・ストーンこと、本名シルヴェスター・スチュアートは、80年代にマイケル・ジャクソンに楽曲出版権を100万ドルで売却、さらに20年間に渡るレコード使用料の未払いなどを理由に、昨年マネージャーに対して5000万ドルの訴訟を起こしている。そして今年初頭に起こったコカイン所持による逮捕劇...など、薬物中毒と財政難にずっと頭を抱えていたのだという。

60年代後半から70年代前半にかけて、スライは「エヴリデイ・ピープル」、「ファミリー・アフェアー」などのヒットソングを生み出しその名を世界中に知らしめたた後、87年のパフォーマンスを最後に世間から姿を消していた。しかしその19年後、2006年グラミー賞授賞式でのトリビュートイベントに突如参加、その翌年もツアーを行うなど往年のファンを喜ばせていた。

さらにスライは現在、新曲のレコーディングを行っており、(マネージャーとレーベルに不信感を抱きながらも)再び日の目を見る機会を伺っているようだ。

彼は<ニューヨーク・ポスト>紙に、こうコメントしている。「俺の作る音楽は、みんなの心に残るものばかりさ。だから大金を稼ぐことができたんだ。でもその結果、色々なやつらが俺の周りに集まってきて、気づいたら裁判所にいたってわけよ。何百ドルって額だぜ! でもな、今はどうかみんなに言わせて欲しい。どうか俺に仕事をくれ。音楽をプレイさせてほしいんだ!! もうこんなクソみたいなことばかっりうんざりなんだよ」

この世の酸いも甘いも経験し、長い時を経て再起しようとしているスライ。彼はホームレス生活から脱却し、再び音楽の世界で鮮やかなカムバックを見せつけてくれるのだろうか。
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