オジーの息子ジャック・オズボーン、父親のドキュメンタリー映画について語る

"ヘヴィメタル界の帝王"ことオジー・オズボーンのドキュメンタリー映画『God Bless Ozzy Osbourne』がこのほど完成した。そこで、マイク・フレイスやマイク・ピサイテリといった監督たちと共に制作を手がけ、オジーの実の息子でもあるジャック・オズボーンに<Noisecreep.com>がインタビューを試みている。

Noisecreep.com(以下、N): 今回のプロジェクトで共同制作を務めたのはなぜですか?
ジャック・オズボーンに(以下、ジャック): 僕の父親(オジー)は、MTVのリアリティー番組『オズボーンズ』で見せた姿とは完全に違う人間になったんだ。彼はもう長い間、酒とは縁を切っているんだよ。僕はインタビューを受ける中で、人々が僕の父親が酒びたりだという認識を持っているのを知った。僕はそれに悩んでいたんだ。だから事実関係をはっきりとさせたかった。特に、僕の父親に対して凝り固まった認識を持つ、音楽ファンではない人たちに向けてね。

N: オジーは完成した作品についてどう思っていましたか?
ジャック: 彼はいろんなことにあれこれ振り回される人間じゃない。だけど、気に入ってくれたとは思うよ。中には見るのがつらいところもあったりして、時折、感情が込み上げてくることもあったんじゃないかな。その他のところでは、とても楽しんでいたと思う。特に、ポール・マッカートニーが父についてコメントするところとかね。父はポールの熱狂的なファンだから、そのシーンは彼の目にはとても非現実的に映ったようだよ。

ドキュメンタリー映画『God Bless Ozzy Osbourne』予告編

N: オジーは映画の監督を、自分の世界に本当に引き入れてくれたと思いますか?
ジャック: マイク・ピサイテリと僕の父親は長年の付き合いなんだ。だから彼がマイクに本心を打ち明けるのは、数か月しかかからなかった。父は一度プロジェクトが始まると、あれこれ口出しはしなかったよ。

N: この映画を見て、観客に知ってほしいオジーの特別な部分はありますか?
ジャック: 父が今、人生のどの地点にいるかってことかな。彼は多くのことをやり、闘ってきた。彼はサバイバー(生還者)なんだ。だから彼の今の状態は、僕や僕の家族全体にとってもかなり重要なことだと思う。

N: そういえば、ご家族はこの映画をどう思われたんですか?
ジャック: 皆、すごいって思ってくれたよ。彼らが表に出てきて批判をするとは思えないけど、それでも、心から作品を気に入ってくれたように思う。僕の姉のエイミーはいつものごとく、腰を落ち着けて話すのには乗り気じゃなかったけどね。でもそれでいいんだ。彼女は自分をさらけ出すのが好きじゃないんだから。僕が気にかけていたのは、"巻き添えをくらう"ってことかな。この作品は僕の父親に関するものだし、僕の家族を傷つける可能性もあったわけだから。まあ結局、それはなかったけどね。

N: 撮影のあとであれこれ言ったり、後悔したりした部分はありますか?
ジャック: ないね。そのすべて、そして我々が話をしたすべての人たちに、撮影する価値があったんだ。

N: オジーの息子として、父親についての大きな発見はありましたか?
ジャック: これもないね。僕はありのままの父親を知っているから。父は僕に対して、ほとんど隠し事をしないんだ。学んだことといえば、むしろ小さなことかな。それぞれのストーリーをつなぎ合わせるような、ささいなことだね。それらはとても興味を引かれるものだった。

ドキュメンタリー映画『God Bless Ozzy Osbourne』の一部映像 オジーの最初の結婚と子供たち

N: 初期のオジーのドキュメンタリーを作るのは面白かったですか?
ジャック: 僕はブラック・サバスの熱狂的なファンだからね。映画にはたくさんの"サバス"が収められている。そうしなきゃダメだろ? サバスよりも前、「アース」というバンド時代のすごい写真も見つけたよ。かなりクールなものもあった。とはいうものの、彼のどの年代も楽しんだよ。とにかくすごかったからね。サバスをクビになったあと、誰もがオジーは消えると思っていた。だけど彼は、新たなスタイルとサウンドで復活し、のちにメタルとなる音楽の先駆者となったんだ。オジーは90年代にカムバックを果たし、進化し続けている。彼が成し遂げたことは、多くのアーティストにとっては不可能なことだと思っているよ。

N: 父親として、彼があなたにしたアドバイスはありますか?
ジャック: たくさんあるよ。英知の塊だね。父はいつも、「もし何かがおかしいと感じるのなら、自分がやりたくないと思うのなら、そして自分の心がそこにないのなら、そんなことをしてどうするんだ?」って言っていたよ。
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