元ボディーガードが証言「マイケルは殺されるのではないかと恐れていた」

2009年6月に享年50歳で急死し、今なお世界の注目を集め続けている"キング・オブ・ポップ"ことマイケル・ジャクソン。その謎の死をめぐり、過失致死罪に問われている専属医のコンラッド・マーレー被告の公判がロサンゼルスで始まり、新たな事実が次々と明らかになってきている。そんな中、元ボディーガードのマット・フィデス氏が、マイケルは死亡直前に「誰かに殺される」という妄想に取り付かれていたと証言した。

妄想が現れ始めたのは、マイケルが児童の性的虐待容疑で起訴された2005年の裁判の頃からのようだ。フィデス氏によると、最終的に無罪になったものの、裁判が終わってからもマイケルは命を狙われていると恐れ、大衆の前に立つときには必ず防弾チョッキを着用していたという。

またフィデス氏は、2009年にロンドンで初演予定だったカムバックコンサート『This Is It』の準備中にも、ステージ上で殺されるのではという恐れから、マイケルが防弾チョッキの着用を真剣に考えていたと明かした。

フィデス氏は、英国の<ピープル>誌に対して「マイケルは私に、『このコンサートをやり遂げられないのでは、と不安でしょうがないんだ。ひょっとしたらステージ上で殺されるかもしれない。お願いだ、僕の子どもたちの安全を必ず守ってほしい』と話していた」と語った。フィデス氏は当時を振り返り、「マイケルはまともじゃなかった。裁判の間、毎日のように防弾チョッキを着なければと訴えていたし、コンサートの時にもこれを着用しなければだめだと話していた。恐怖のせいで、どうやってファンの目の前に姿を現したらよいか分からなくなっていたようだ」と、彼の切羽詰まった精神状態について説明した。

またフィデス氏は、ロンドン・コンサートの公式記者会見の直前に、会見場に向かう前に気持ちを落ち着かせるため、マイケルが酒を飲んでいたことも明かした。「誰かが狙撃するだろうという妄想に付きまとわれていた彼は、ウイスキーのボトルを半分も開けて、恐怖におののく気持ちを懸命に落ち着かせようとしていた。この会見は、久しぶりにマイケルが公に姿を現した場所だったが、過去の悪評で誰かに殺されるんじゃないかと心底思い込んでいたんだ」

10月8日には、英国カーディフでマイケルの追悼コンサートが開催される予定だ。
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