ブライアン・ウィルソン、ビーチ・ボーイズの再結成は...!?

今年、結成50周年を迎えるビーチ・ボーイズ。そんな中、もともと1967年にリリースされる予定だったものの、お蔵入りとなっていた伝説の未発表アルバム『SMiLE』が、11月2日にキャピトル/EMIからいよいよ世界に向けてリリースされる。

その楽曲制作のほとんどを手掛けたのが、中心メンバーだったブライアン・ウィルソンだ。現在、ソロ・アーティストとして活躍を続ける彼は、2010年、アメリカの偉大なる作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの古典楽曲を"再創造"した新作ソロ・アルバム「Reimagines Gershwin」をリリースし、話題を集めたのも記憶に新しい。

この「Reimagines Gershwin」はもとより、ウワサされるビーチ・ボーイズの再結成について、<Spinner.com>がブライアンに話を聞いた。

Spinner.com(以下、S): ガーシュウィンとのコラボの話が来たとき、最初はどう思いましたか?
(ガーシュウィン側から)自分のところにアルバム作りの話を持ち込んでくれたことを、光栄に思ったよ。興奮もしたし、怖くもあった。世界でもっとも偉大なる音楽制作者であるガーシュウィンと自分が関わるなんて、恐れ多いと思ってね。自分には登れそうもない山を目の前にしたときの心境かな。でも、とにかくやってみたけどね。

S: レコーディングにはどのくらいの期間を要しましたか?
3ヵ月くらいかな。

S: ソングライターでありポップ・ミュージシャンであるあなたにとって、ガーシュウィンの楽曲がとりわけ特別な意味を持つのは、どんなところに理由があると思いますか?
うーん、みんながジョージ・ガーシュウィンの大ファンだからじゃないかな。僕ももちろんその1人だしね。だから、彼の曲でアルバムを1枚作ることは、喜びでもあるってことじゃないかな? 「I Loves You, Porgy」なんて、難しかったよ。そもそも、女の子が歌った曲だからね。僕も女の子になりきって女の子らしく歌わなくちゃならなかった。かわいい曲だからね。とてもいい曲さ。

S: あの曲はガーシュウィンの作品の中でも特に、(1935年に初めてオペラ「Porgy and Bess」の中で歌われて以来)70年以上にわたってさまざまなアーティストがカヴァーしてきました。それはなぜだと思いますか?
さあ、どうだろう。彼が真心を込めて書いた曲だからじゃないかな。

S: (1924年に制作されたガーシュウィン作曲の)「Rhapsody in Blue」を初めて聴いたのも、かなり小さな頃ですよね?
うん、2歳のときだった。

S: そのときの衝撃は覚えていますか?
そうだな、まだ2歳だったけど、心をすっかり奪われたっていうのかな。すごく気に入ったよ。その後、あらためて聴いたときに、「この曲、本当に好きだなあ」って思わず独り言を言ってしまったほどさ。初めて聴いたときは、そうは思えなかったけど、今でも本当に大好きな曲だね。

S: あなたが曲作りに本格的に取り組むようになった1950年代や60年代当時は、ガーシュウィンの作品に影響を受けてはいましたか?
いいや、当時は正直、ガーシュウィンの影響は受けていなかった。彼のようなサウンドの音楽はまったく作っていなかったね。でも、コードに関しては、彼に近いものも中にはあったけど。

S: ここ数年、あなたは「SMiLE」や、(2008年のブライアンのソロ・アルバム)「That Lucky Old Sun」といったアルバムを完成させるのに、ヴァン・ダイク・パークスと再びタッグを組みましたね。これらのアルバムにおける彼とのセッションが、ガーシュウィンとのコラボ・アルバムを作る上でも参考になったと思いますか?
そうだな、確かに彼(ヴァン・ダイク・パークス)の存在は刺激になったかもね。彼の音楽だけでも十分刺激的だけど。彼は音楽について一家言ある人だからね。

S: ところで、2011年はビーチ・ボーイズの結成50周年ということで、(再結成の)ウワサが絶えませんが、実現の可能性は?
もしかするとあるかもしれないけど、まだ僕らにもわからないんだ。個人的には、そうなるとは思わないけど。

S: それ(再結成)については、どう思いますか?
うーん、マイク(・ラヴ)やブルース(・ジョンストン)と一緒に活動するのは、僕にとっては楽しいことではないからね。彼らと一緒にやるっていうのは、僕のスタイルじゃないからさ。
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