ピストルズのジョニー・ロットンの落書き「原始時代の壁画と同等の価値」!?

ピストルズがポップスとロックンロールを、パンクとアナーキズムに塗り替えたことで、ロックンロールの歴史は大きな転換を迎えたが、この全く新しいアティチュードを持ったミュージシャン達にとって、音楽だけでなくグラフィティ、つまりは落書きも重要なもののひとつであったようだ。

<BBC>によれば、今もロンドンの一角にあるフラットには、75年にロットンやシド・ヴィシャスが雑魚寝していた部屋と、彼らが落書きした壁がそのまま残されているようだ。

自分たちの姿や現金を握りしめたマネージャーのマルコム・マクラーレンなどがコミカルなタッチで描かれている落書き。 しかし実は最近、考古学者で作家のジョン・ショフィールド氏とポール・グレイヴス・ブラウン氏がこれを、「原始時代の壁画と同等の価値がある」と、骨董品専門誌<Antiquity>に寄稿したことが話題になっているのだ。

「なぜ1975年のグラフィティや部屋などが、1000年前のそれと同等に扱われてはいけないというのか? これらはドキュメンタリー映像や伝記などにも登場するが、これらは考古学的、文化人類学的記録として見ても、非常に興味深い作品群であると言えよう」とのこと。

そんなわけでピストルズは最早クールかクールじゃないかなどとは遥か次元の違う世界のものようだ、なんといっても今や原始時代の作品と比べられたのだから。ロットンの「壁画」は当時の労働者階級の「憂鬱で惨めで疲れてて病んでて退屈」というメンタリティを象徴しているといえるだろう。昔の原始人と違ってロットンは今も健在で話しも聞けるが、そもそもこの男に「貴方の落書きは壁画と云々かんぬん...」などと言ってみた所で、どんなリアクションが返ってくるか大体予想はつくだろうが。

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