ジョン・レノン没後31年、オノ・ヨーコが現在の心境語る

ジョン・レノンが亡くなって31年という月日が流れたが、やはり今年も彼の命日である12月8日には、世界中から追悼の意を込めた声明が多く届いたようだ。


<the Vancouver Sun>のインタビューの中でオノ・ヨーコは、亡き夫が世の中に与え続けている影響力、彼の死後の'使命'について語っている。

「ジョンは魂の存在になってから、生前とは違う影響を人々に与えるようになったの。魂からのメッセージは、どんなことにも邪魔をされずに、とても純粋に人々の元へ届くわ。例えばその人がどんな格好しているかって言う様な、見た目のことに気をとらわれずに済むわけでしょう。そうやって彼がこの世を去ってからも、残した曲の数々に彼のメッセージが、今でも息づいているわけなんだけど、こんなに月日が経った今でも、もう少し違う運命だったならと願わずにはいられないの。だってジョンが今も生きていたなら、その方がいいに決まっているもの」

彼女はジョンの死後、ジョンのトリビュート企画を行い、彼の音源の編集、アートワークの提供など、ジョンの残した文化を広める活動に関わってきたが、今でも腰を据えて彼の音楽を聴くことは、気もちが揺さぶられて大変な作業なのだという。「楽しみのために聞くって言うことは無いわね。どの曲を聴いたって、それが書かれた当時のことを思い出して胸が苦しくなるから」

ジョンの活動家としての遺産の影響が、反ウォール街運動にもにまで及んでいる現在、彼の残したメッセージの数々が、今ほど力強い響き方をしている時代は無いと、ヨーコは実感しているという。しかし今の状況を伺いながら、「もうそろそろ角を曲がる頃じゃないかしら」とも推測している。

また、リンゴ・スターも同じくジョンの命日に、"結ばれた銃"の彫刻を発表し、ジョンへのトリビュートを表明。銃身が駒結びのように結ばれて、弾丸が出なくなってしまった様子を描いた彫刻で、非暴力運動機構のために作成されたものである。そのお披露目イベントの中で彼は、「俺はできることのすべてを行っていますが、あなた達はどうですか?」とオーディエンスに問いかけていた。


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