エルトン・ジョン、エイズにまつわる回想録を出版、フレディのエピソードも登場

これまで数多くの知人や友人を、エイズによって失ってきたエルトン・ジョン。そんな彼が、エイズと向き合ってきた日々を綴った回想録を大手出版社"Hodder&Stoughton"から出版、全ての売り上げをエルトン・ジョン・エイズ基金に寄付すると発表した。

<ロイター通信>によると、本のタイトルは『LOVE IS THE CURE: Ending the Global AIDS Epidemic』で、「エイズ・ウイルスが猛威を振るっていた頃、罪の無い友人たちが次々と病魔に倒れては去っていった哀しみを綴った、非常にパーソナルなエルトン自身による回想録である」とのことだ。

同書は、ワシントンD.C.で行われる国際エイズ・カンファレンスの開催にあわせて7月の出版を予定しており、中には1991年にエイズの合併症で亡くなった、かのフレディ・マーキュリーとの思い出も綴られているという。

数年前、テレビ番組でのインタビューでエルトンは、フレディとの最後の日々をこう振り返っていた。「フレディが病気に苦しみ、死期が近づいていた頃、僕は彼の元を訪れていた数少ない人間の1人だった。でも、苦しんでいる彼を見ているのはあまりに辛く、悲しくて耐えられなかったから、いつも1時間くらいしか一緒にいられなかった。彼は本当に勇敢な人物だったし、死の間際まで気前よくオークションやら何やらにお金を使い続けていたんだ。そんな彼を見て凄いなと思っていたし、僕も最期の時は彼のように振る舞いたいって感じたよ。そうして彼が亡くなった直後のクリスマス、彼からなんとプレゼントが届いたんだ...」偉大なアーティストでありながら、最期まで人を思いやる心を忘れなかったフレディの優しさが伝わってくる、なんとも感慨深いエピソードである。

ジョンは、エルトン・ジョン・エイズ基金を1992年にアメリカに、その翌年にはイギリスに設立。現在まで50カ国以上で、2億2500万ドル以上を寄付している。


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