歌手エタ・ジェイムズ死去、享年73歳

ブルース、ゴスペル、R&B歌手エタ・ジェイムスが、長い白血病との闘病生活の末に亡くなった。カリフォルニアの病院で家族や友人達にみとられての最期であったという。
名曲「At Last」で知られ、シンガーとして50年以上ものキャリアを誇るエタ。14歳の母の元に生まれた彼女は本当の父を知ること無く、母の親戚や友人達に面倒を観られながら、ロサンゼルスで育った。その頃地元の教会へ連れられる内に教会のゴスペル・コーラス隊に参加するようになった。サンフランシスコへ移住してからは女性グループを結成した後、ソロになると同時に名門チェス・レーベルと契約することに。何曲ものヒットと6度のグラミー賞に輝き、1993年にはロックの殿堂入りを果たすという輝かしいキャリアの持ち主だが、70年代から80年代に掛けてはヒットに恵まれず、ヘロイン中毒に苦しんむようになり、中々平穏とは言えない人生を歩んできた。88年にリハビリを終え復活、アルバム『Seven Year Itch』をリリースするも、その後C型肝炎、アルツハイマーに苦しみ、2010年に敗血症で入院することになってしまう。

様々なシンガー達に影響を与えたエタ、かつてビヨンセがオバマ大統領の就任式で「At Last」を歌ったときにはビヨンセを批判し、自分にオファーが来なかったことを残念がっていたが、ビヨンセはそれでも自分がエタのファンであり、多大なリスペクトを抱いていることを表明し続けた。

今回の訃報にも「彼女のような偉大なシンガーに出会えた事を心から幸せに思っています。彼女の音楽への貢献はいつまでも忘れられる事はないでしょう」とビヨンセはいち早く声明文を発表。さらに、「彼女の歌に教えられたことがたくさんあった。そして彼女の歌を歌うことによって、アーティストとしてもっと強くなれたような気がする。彼女はいとも容易く歌うけれども、その声に彼女の苦痛も喜びも、全てが宿っているのが聴こえるはず。深い感情を伴うその歌は、包み隠さず彼女の人生や人となりを伝えてくれるのよ。とても勇敢で、芯の強い人だった。彼女がいなくなって、本当に寂しくなるわ」と心のこもった追悼文を宛てている。冥福を祈りたい。

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