スウィズ・ビーツ、<Megaupload>の重役だった!? 著作権問題でサイトが強制閉鎖

アリシア・キーズの夫としての知られる有名プロデューサー/ラッパー、スウィズ・ビーツが、動画アップロードサイト<Megaupload>のエグゼクティブという肩書きを持っていたことが明らかになった。
今月19日、著作権法違反との理由で政府の判断により当サイトが強制的に閉鎖、運営者が何人も逮捕されたのだが、そこにきてスウィズの名前が浮上してしまい、さらに大きな問題になっているというのだ。

先日カニエ・ウェストとウィル・アイ・アムのPVが無断で当サイトにアップされ、所属レコード会社のユニバーサルとサイト運営会社が摩擦を起こしていたのが事の発端。強制閉鎖となった<Megaupload>は、FBIによると世界で13番目に利用者の多いサイトであり、サイト内で起こった著作権を無視した違法ダウンロードによる被害は、実に5億ドル以上にものぼるとみられているようだ。

しかし、音楽著作権ビジネスを守るという名目での逮捕劇だったはずが、音楽ビジネスに身を置く人間が音楽ビジネス衰退の最大の原因とされている(少なくともアメリカ政府とFBIはそう考えている)フリー・アップロード・サイトの運営に深く関与しているとなれば、大きな矛盾の提示であると同時に様々な波紋を呼びそうだ。

それにしてもショッキングなのが、政府のサイトの強制閉鎖という対応への迅速さ。特に今、「著作権違反をしたサイトは、政府の独断により強制的に閉鎖される」という法案を通そうという活動、SOPAとPIPAが大きな議論を呼んでいる中においては、なおさらのことである。この法案が可決した場合、著作権を守るという名目だけでなく、政府による検閲まで自由になってしまうと危惧されており、世界中のアーティストからも反対の声が上がっている状況だ。SOPAに抗議する目的で、匿名のハッカー集団Anonymousは早速、アメリカ司法省、ユニバーサル・ミュージック、RIAA、そしてアメリカ映画協会のサイトに侵入し、これらを強制的にシャットダウンしたという。

著作権を巡る大戦争が今正に勃発している今、今回運悪く関与が明るみに出てしまったスウィズも、今後ただでは済まなそうである。

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