イーグルスのティモシー・B・シュミット、ビーチ・ボーイズやビートルズを語る

ボーカリストでソングライター、そしてベーシストでもあるティモシー・B・シュミット。イーグルスやポコのメンバーとしても有名な彼に、<Spinner>がインタビューを試みた。
Spinner: イーグルスとして世界最大規模のステージに立つのと、ソロ・アーティストとして小規模なクラブ・ツアーに出るのは、それぞれどんな感じですか?
ティモシー・B・シュミット: 両方に共通して言えるのは、ステージに立って演奏するってことだよね。 それ以外は本当に違う。イーグルスという大きな"翼"に守られながら、何千人もの前でやるのはラクだよ。数百人を前にするよりもね。クラブでは観客全員を見ることができる。まさに、「彼らとここにいる」って感じさ。もちろんこれもいいんだけど、圧倒される感じも否めないね。僕はソロ・アルバム「Expando」を2009年にリリースして、自分のキャリアで初めてソロ・ツアーを行なった。本当に素晴らしい体験ができたよ。観客や関係者のために演奏するのは楽しかった。強い絆を感じるね。

S: 数多くのヒット曲ではボーカルも披露していますね。イーグルスやポコでなくても、自分の歌声をラジオで聴くのは違和感を覚えますか?
ティモシー: たまにはドキッとすることもあるね。以前、スティーリー・ダンのアルバム「Pretzel Logic」の収録曲「Night by Night」が、持っていた衛星ラジオから流れたことがあった。若いころの自分の歌声を聴くのは、ちょっとビタースウィートな気分だったな。当時の思い出があまりにも多かったからさ。僕は妻を見て、「完璧に近い作品だね」って言ったんだ。彼女も賛同してくれたよ(笑)。自分のキャリアの中で、シンデレラのような奇跡の瞬間があった。ザ・ビーチ・ボーイズの「Caroline, No」のレコーディングでは、バックボーカルとしても参加することになった。自分のお気に入り、かつ尊敬する数多くのアーティストと一緒に歌えたんだ。

S: 「Expando」でも何度かコラボレーションをしていますよね。
ティモシー: 僕は本当にラッキーだと思う。レコーディングをしていて、誰かにぴったりのパートがあるなと思ったら、その人に電話していた。全部自分で録音したいとは思っていなかったからね。他の人たちの協力も必要だったんだ。たいていの場合、彼らはOKしてくれたよ。ケブ・モーはスウィート&ソウルフルで、とにかくすごかった。クロスビー、スティルス&ナッシュにぴったりな「Parachute」もあったから、(メンバーの)グラハム・ナッシュに電話をしたんだ。彼とは友達でね。それと、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマともツアー中にエレベーターで出くわしたんだ。だから彼らにも声をかけたよ。

S: 多くのイーグルス・ファンが、バンドの最初のショーを覚えていると思いますが、あなた自身にとっての最初のコンサートを覚えていますか?
ティモシー: (カリフォルニア州)サクラメントで僕は育ったんだけど、ある日の午後、地元の映画館でとても印象に残るドゥー・ワップ・ショーを見たんだ。当時は9歳くらいだったけど、その素晴らしい音楽にクギ付けになったね。それと、ザ・ビートルズのコンサートも2回見たよ。両方ともサンフランシスコさ。最初はカウ・パレスで、2回目は彼らにとって最後のライブにもなった、キャンドルスティック・パークが会場だった。僕が10代の頃の話さ。僕は一塁側のダグアウトの後ろに座っていた。装甲車が外野席のステージの背後にやって来たんだ。皆、メンバーがそこから出てくると思っていたけど、僕の目の前にあるダグアウトから歩いて出て行ったんだ。とても興味深い出来事だった。なぜなら、それから数年後にはメンバー全員と会い、リンゴ(・スター)とは一緒にツアーにも出たんだから。

S: 最後に奥様のジーンさんについてお聞きします。1984年の映画「スパイナル・タップ」の冒頭に出てくる、グルーピーのブロンド女性は彼女で間違いないですか?
ティモシー: そうだよ! 彼女は当時、女優をやっていたんだ。すべてアドリブだったようで、楽しんでいたってさ。確か、ヴァン・ヘイレンのコンサートでのシーンだったよ。

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