脚がなくてもブレイクダンスの達人! 生まれつき両脚のないダンサーがTVに出て大人気

先日ロンドンオリンピックでは"ブレードランナー"の異名を持つ、両脚切断者のオスカー・ピストリウス選手が五輪に出場して歴史を作りましたが、ストリートダンスの世界にもこんな型破りのつわものがいました。

ニューデリーに住むヴィノード・タクール(Vinod Thakur)さんは、もともとダンスに興味があったわけではありませんでした。2年前、学校での試験が終わったときに友達が、「ダンスをやってみないか」と持ちかけてきたことがきっかけだったそうです。その友人は、他の身体障がい者がダンスをすることによって喜びを得ているのを見て、「お前ならもっとできるよ」とすすめた、とのこと。

わずか数か月後に、タクールさんがテレビに出てブレイクダンスをすることになるとは、誰が想像したでしょうか。彼はいつも覚えが速く努力家だった、と英『メトロ』紙に語ったのは子供時代の先生、クマタ・チョープラ(Kmata Chopra)さん。「そりゃあ、(手で歩くのを学ぶ課程で)地面の砂を食べてしまったこともありました。でも、やがて他の子よりも階段を速く駆け上がるようになった。その時から、彼の努力はどこかで実を結ぶと思っていました」

「努力するなら、協力するよ」と言うまわりのダンサー友達や、ネットのビデオで見た他のヒップホップ・ダンサーを参考にしながら、タクールさんはトレーニングを重ね、3か月でかなりのB-boy(ブレイクダンスをするダンサーの呼称)になりました。そして5か月後には、『アメリカン・アイドル』のようなオーディション番組、『India's Got Talent』に出演することに。(参加者が披露する芸は実に幅広く、音楽やダンスに加え、物まね、人形劇、手品など、いろいろ出てくる番組です。)

<タクールさんが『India's Got Talent』に出た際の映像>


経済学を学ぶのに学校に通いながら、携帯電話修理の仕事をするタクールさんのお給料は月に1万円ほど。優勝者は500万ルピー(約700万円)を手にするこの番組で勝ち抜くことは夢のまた夢でしたが、果敢に挑戦したタクールさんは、準決勝にあたるところまで行き、ガラスを叩き割って食べるグループ(本当です)に負けてしまいました。

それでも落胆することはなく、日々道端で踊り、通りかかる人たちを楽しませているタクールさん。テレビに出て有名になったことで、人が自分を見る目が変わった、と言います。以前は「不自由な人」に見られたのが、「ぜひ、うちの子供にもダンスを教えてください」というような尊敬の目に。タクールさんは、今日もニューデリーの大道で芸を磨いていることでしょう。

記事元:HuffPost Arts & CultureMetroYouTube

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