マイケル・ジャクソン、死の直前の様子が明らかに! プロモーターのメール記録が語る真実
2009年、カムバックツアー『This Is It』を目前に急死したマイケル・ジャクソン。そのツアーのプロモーター会社であった "Anschutz Entertainment Group(AEG)" の幹部たちによる、250ページに及ぶメールの記録文書を入手した<Los Angeles Times>紙によって、マイケルは死の間際、体調不良と自信喪失によって心身ともにとても不安定な状態であったことが明らかになった。
<AP>によると、イベンター上層部は当時のマイケルが不安定であったことを理由に、50公演に及ぶ予定だったロンドン、O2アリーナでのスタジアム・ライブが敢行されるか懸念していたようだ。もしマイケルが健康/精神状態を悪化させ、ショ―自体をキャンセルしてしまった場合、その損害は甚大だからである。
ロンドンに宿泊していたマイケルに同行していたAEGのフィリップス氏は、同社の社長に「マイケルは酔っ払ってうなだれている状態で、今彼を正気に戻そうとしているところです」とメールを送っており、フィリップス氏とマネージャーが2人がかりでマイケルに服を着せなければならなかった場面もあったようだ。また、1通のメールの中でフィリップス氏は、マイケルが「死ぬほど不安がっていた」ことも記している。
これらメールの記録は、来年予定している裁判のために用意されるだろうとのこと。保険会社がAEGに対し、当時マイケルの病状を把握していたにもかかわらずライブ計画を無理矢理進めさせたとして、一度支払った保険金1,750万ドルが無効であると主張しているものだ。

これに対してAEG弁護側は「<Los Angeles Times>は社のネガティヴな側面をクローズアップさせるため、わざと極端なメールだけを取り上げている」「メールは不完全だし、必要以上にカットされている」「フィリップスは大げさな文面を書いている」などと、これらのメールの記録が適切な証拠にはならないことを主張している。
さらに、保険会社 "Lloyd's" がマイケルに対し、4時間に及ぶ健康診断(3人もの専門医による念入りな心臓や血液の検査)を要求していたにも関わらず、実際に検査が行われた記録がないことも明らかになった。AEG側はコンラッド・マレー医師がマイケルの健康状態を口頭で説明すると返答していたが、Lloyd's側はこれを拒否していた。同じく、マイケルの毎日のプログラムに組み込まれていたフィットネスの記録も提出するよう要求されたが、マレー医師はこれにも応じなかったようだ。
また、Lloyd'sは過去5年間のマイケルの健康記録を開示するよう要求していたことが、今回のメールのやり取りから明らかになったが、これも開示されていない。マレー氏がようやくLloyd'sに返信したメールは、「健康記録の開示を要求されているとマイケルに話したが、本人に断られてしまった」という文面だった。そしてマイケルが亡くなったのはそのメールが送られたわずか30分後だったという...。
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これらメールの記録は、来年予定している裁判のために用意されるだろうとのこと。保険会社がAEGに対し、当時マイケルの病状を把握していたにもかかわらずライブ計画を無理矢理進めさせたとして、一度支払った保険金1,750万ドルが無効であると主張しているものだ。

これに対してAEG弁護側は「<Los Angeles Times>は社のネガティヴな側面をクローズアップさせるため、わざと極端なメールだけを取り上げている」「メールは不完全だし、必要以上にカットされている」「フィリップスは大げさな文面を書いている」などと、これらのメールの記録が適切な証拠にはならないことを主張している。
さらに、保険会社 "Lloyd's" がマイケルに対し、4時間に及ぶ健康診断(3人もの専門医による念入りな心臓や血液の検査)を要求していたにも関わらず、実際に検査が行われた記録がないことも明らかになった。AEG側はコンラッド・マレー医師がマイケルの健康状態を口頭で説明すると返答していたが、Lloyd's側はこれを拒否していた。同じく、マイケルの毎日のプログラムに組み込まれていたフィットネスの記録も提出するよう要求されたが、マレー医師はこれにも応じなかったようだ。
また、Lloyd'sは過去5年間のマイケルの健康記録を開示するよう要求していたことが、今回のメールのやり取りから明らかになったが、これも開示されていない。マレー氏がようやくLloyd'sに返信したメールは、「健康記録の開示を要求されているとマイケルに話したが、本人に断られてしまった」という文面だった。そしてマイケルが亡くなったのはそのメールが送られたわずか30分後だったという...。
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