ベネチアの「アクア・アルタ」! 水浸しになった街の生活風景

今回はイタリアのベネチアではよくある光景、アクア・アルタをご紹介します。
今回Yahoo!映像トピックスで 紹介されている映像は、イタリアのベネチアで起きる現象、アクア・アルタです。ベネチアに触れた漫画・アニメ作品もありますので、比較的ベネチアに興味のある人ならば、知らないお話ではないかと思います。

アクア・アルタは、元々はイタリア語で満潮を指す言葉とされていますが、このベネチアでは定期的に発生する異常潮位現象に対して使われております。簡単に言えば洪水に近いもので、水位が高くなることによってベネチアの街は水浸しになるというわけです。この水位の高さはそれぞれですが、酷いときですとテーブルを橋に(渡り廊下のようなものですね)しなければ歩行が困難なときもあります。時期は秋から春にかけて起きるもので、年々数が増えてきているとのことです。

筆者は5年以上前にベネチアに行ったことがあるのですが、アクア・アルタの回数が増えたことによって、ベネチアのアパートに住んでいる人たちは浸水に悩まされ、多くの人が引っ越したという話を現地で聞きました。実際居住をしている人は2階から上のみということも多く見受けられました。

現在ではモーゼプロジェクトという防護壁(防潮堤)を海の間に設置し、高潮のときは壁を一時的に上げることでベネチアの街を守るという計画もありますが、反対の声をあげている人もいるようです。このモーゼ、聖書からきているのかもしれませんが、そのまま考えると「海を割る計画とは大胆...」と思ってしまいますね。調べたところ、モーゼ(MOSE)はMOdulo Sperimentale Elettromeccanicoの略だそうです。

あるときベネチアに住む人に、「こんなに浸水が多く、不便な街に住んでて引っ越そうとは思わないの?」と聞いてた人がいました。でもその人は「この街を愛してるもの。浸水を含めてもね」と答えてました。この答えがベネチアに住む多くの人に共通する意見かどうかは定かではありませんが、非常に印象深い返事だったことを覚えています。ベネチアではクルマの代わりにボートが利用されているし、とにかく橋だらけです。観光では見栄えが良いものの、生活をするとしては不便です。基本的には商人の町ですから、よっぽど好きでない限りは積極的に住みたい街ではないでしょう。

沈みゆく運命とされているベネチアが将来的にはどうなるのか分かりませんが、もしあなたが行ってみたいと思っているなら、是非行って欲しい街です。多くの人があこがれる美しいベネチアの景色は、行った人を後悔させない魅力を持ち合わせているので、かけがえのない時間を過ごすことに違いはありません。(ここまで書いてると旅行会社のまわし者とかイタリアフリークの押し売りかと思われそうですが、そんなことはありませんよ)

秋から春のあいだ、寒いはずの季節に生温かい風を感じたら、それがシロッコです。アクア・アルタはそのあとやってきます。住民たちには日常のことですが、それ以外の人にとっては未知の経験となるでしょう。

鐘楼の鐘の音がサンマルコ広場に響く中、アフリカからやってきた風を感じながらアクア・アルタを待つ。
そんな時間の過ごし方を、ベネチアは教えてくれます。

記事元:Yahoo!映像トピックス
参考:アックア・アルタ - Wikipedia

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