全豪オープンでセリーナ怒り爆発、ラケット完全破壊...フレームがグニャグニャになる瞬間
その昔、マッケンローがコートで感情をあらわにしてラケットを地面に叩き付けた時には観衆が皆驚いたものですが、彼がウィンブルドンで折ったラケットは木製でした。今回セリーナも、グラファイトのラケットを破壊してスッキリしたかったようですが...。
4大大会(グランドスラム)では15度に及ぶ優勝歴を誇り(ダブルス優勝は13度)、2012年8月から20連勝していたセリーナ・ウィリアムズ(31)。その連勝記録にストップをかけたのは、同じアメリカのティーンエイジャーでした。
現地時間23日、オーストラリア・メルボルンで行なわれた全豪オープンの準々決勝で、思わぬ波乱が起きました。19歳の新鋭スローン・スティーブンスが、第3シードで優勝候補のセリーナ・ウィリアムズを破ろうとしていたのです。
若い時からセリーナを「私のアイドル」と慕い憧れてきたというスティーブンス。第1セットは女王セリーナが制したものの、7-5でスティーブンス相手に第2セットを落とし、スタジアムを埋めた1万5千人の観衆は、意外な展開に興奮して歓声をあげると共に困惑してどよめきました。
しかも第2セットの第8ゲームで、古傷の背中をまた傷めたセリーナは、追いつめられていました。インタビューによると、試合の途中で背中を左右にひねれなくなったといいます。これは致命的で、大会最速207kmを記録していた彼女のサーブは、これ以降130km代まで落ち込むことに。
激しい痛みにも関わらず、第3セットで先にブレークしたセリーナは、女王のプライドで逃げ切るかのように見えました。
しかし集中力を保ったスティーブンスが、直後のゲームでブレークバック。その後ミスが続き1ゲームのリードを奪われ、逆に試合がセリーナから逃げていくかのような展開に。
そして迎えたエンドチェンジの瞬間。その時、彼女のラケットはコテンパンにやられてしまいました。(何かを負かしたかったのでしょうか。)上の映像はその時のものです。観客の一部は唖然とし、一部は喜んで野次り、他の一部はブーイングを送りました。
<新世代との交代か?>
後の全豪オープンによるインタビューでセリーナは、こんな自虐的なコメントを。「あ、あれ...見ました?あの後口元に、(自分を笑って)苦笑いまで浮かべちゃいました。残念なことに、満足感あったんですよね」
棄権することも「一瞬だけ考えた」けれど、4大大会の準々決勝でそんなことはできない...とすぐかき消したというセリーナ。足首も傷めていましたが、「負傷がネックになりましたか?」という質問に、「ここまで来る選手達は、みんなどこかしら悪いところがあります。言い訳にはなりません」と答えています。
試合は3-6、7-5、6-4でスティーブンスがセリーナを破り準決勝に進出、去年の優勝者で世界1位のアザレンカに挑むことに。「憧れの選手を破って準決勝に進む気分は?」と試合後インタビューで聞かれ、涙を流しました。
終わった後、セリーナはコートの反対側に歩いていって、スティーブンスを祝福しました。スティーブンスは「信じられない」と言った面持ちで拍手する観客に手を振り、その後すぐにティーンらしく携帯をチェック。「母からメール(SMS)がすぐ来てるかと思って」見たそうです。
子供の頃、ウィリアムズ姉妹に憧れて部屋にポスターを貼っていた、というスティーブンスは、「信じられません」「これから(部屋に)自分のポスターを貼っちゃうかも」とジョークを飛ばしました。
「歴史は繰り返す」と言いますが、アメリカ出身のティーンエイジャーが4大大会の準決勝に勝ち進むのは、1999年にセリーナが17歳で全米オープン優勝を達成した時以来。アザレンカは強敵ですが、セリーナの再来はおこり得るのでしょうか。
■関連ビデオ
<全豪オープンで大番狂わせ、スティーブンスがセリーナを破る>
記事元:HuffPost Canada、YouTube(australianopentv)、2013.australianopen.com、HuffPost Sports
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4大大会(グランドスラム)では15度に及ぶ優勝歴を誇り(ダブルス優勝は13度)、2012年8月から20連勝していたセリーナ・ウィリアムズ(31)。その連勝記録にストップをかけたのは、同じアメリカのティーンエイジャーでした。
現地時間23日、オーストラリア・メルボルンで行なわれた全豪オープンの準々決勝で、思わぬ波乱が起きました。19歳の新鋭スローン・スティーブンスが、第3シードで優勝候補のセリーナ・ウィリアムズを破ろうとしていたのです。
<パワーテニスを女子テニスに持ち込んだセリーナ>

若い時からセリーナを「私のアイドル」と慕い憧れてきたというスティーブンス。第1セットは女王セリーナが制したものの、7-5でスティーブンス相手に第2セットを落とし、スタジアムを埋めた1万5千人の観衆は、意外な展開に興奮して歓声をあげると共に困惑してどよめきました。
しかも第2セットの第8ゲームで、古傷の背中をまた傷めたセリーナは、追いつめられていました。インタビューによると、試合の途中で背中を左右にひねれなくなったといいます。これは致命的で、大会最速207kmを記録していた彼女のサーブは、これ以降130km代まで落ち込むことに。
激しい痛みにも関わらず、第3セットで先にブレークしたセリーナは、女王のプライドで逃げ切るかのように見えました。
しかし集中力を保ったスティーブンスが、直後のゲームでブレークバック。その後ミスが続き1ゲームのリードを奪われ、逆に試合がセリーナから逃げていくかのような展開に。
そして迎えたエンドチェンジの瞬間。その時、彼女のラケットはコテンパンにやられてしまいました。(何かを負かしたかったのでしょうか。)上の映像はその時のものです。観客の一部は唖然とし、一部は喜んで野次り、他の一部はブーイングを送りました。
<新世代との交代か?>

棄権することも「一瞬だけ考えた」けれど、4大大会の準々決勝でそんなことはできない...とすぐかき消したというセリーナ。足首も傷めていましたが、「負傷がネックになりましたか?」という質問に、「ここまで来る選手達は、みんなどこかしら悪いところがあります。言い訳にはなりません」と答えています。
試合は3-6、7-5、6-4でスティーブンスがセリーナを破り準決勝に進出、去年の優勝者で世界1位のアザレンカに挑むことに。「憧れの選手を破って準決勝に進む気分は?」と試合後インタビューで聞かれ、涙を流しました。
終わった後、セリーナはコートの反対側に歩いていって、スティーブンスを祝福しました。スティーブンスは「信じられない」と言った面持ちで拍手する観客に手を振り、その後すぐにティーンらしく携帯をチェック。「母からメール(SMS)がすぐ来てるかと思って」見たそうです。
子供の頃、ウィリアムズ姉妹に憧れて部屋にポスターを貼っていた、というスティーブンスは、「信じられません」「これから(部屋に)自分のポスターを貼っちゃうかも」とジョークを飛ばしました。
「歴史は繰り返す」と言いますが、アメリカ出身のティーンエイジャーが4大大会の準決勝に勝ち進むのは、1999年にセリーナが17歳で全米オープン優勝を達成した時以来。アザレンカは強敵ですが、セリーナの再来はおこり得るのでしょうか。
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