『キャリー』クロエ・モレッツ、「ダークでエキサイティングな役は面白い」

杉山すぴ豊

間違いなく、そして、紛れもなく、いま世界中のギーク(オタク)少年たちの憧れの女性はクロエ・グレース・モレッツ嬢ではないでしょうか?
なんといっても『キック・アス』のヒット・ガール!『ダーク・シャドウ』の狼少女、『(500)日のサマー』の不思議少女、そして僕的には『モールス』の少女型ヴァンパイア。そのクロエさんが、世界一有名なサイキック少女『キャリー』を演じるのだから!!!

クロエさんにインタビューしてきました。なお例によって例のごとく、僕は血まみれになったキャリーをイメージさせる赤いスーツでインタビューにのぞみました。


クロエ:あ、その赤のジャケット、キャリーのイメージですね。似合ってる(笑)

すぴ:ありがとうございます。本当に、日本に来てくれてうれしいです。日本のファンも大喜びです。それで、ファンが喜ぶと言えば、あなたは、殺し屋ガール(=ヒット・ガール@「キック・アス」)、吸血鬼(「モールス」) そして今回、超能力少女(「キャリー」)と、オタク映画ファンが喜ぶ"特殊な女の子"の役ばかり演じています。それは、なぜですか?

クロエ:やっぱり楽しいから!ダークでエキサイティングなものは演じていて面白いです。私は、愛し愛される家族や仲間がいて、とてもハッピーです。だから、普段"感じないもの"を演じようと思った。そうしたら、いわゆる"ジャンル映画"(ギーク向け映画)が続いた、ということでしょうね。
次の映画はロシアからアメリカに連れてこられた少女娼婦の役なんです。ダークでしょう? "幸せなクロエの日常"から遠い役、だから演じがいがあるんです。

すぴ:あの有名な、血まみれのシーンを実際演じてみて、どうでしたか?

クロエ:本当にクレージーでした。頭から、すごい量をバアーと浴びて、本当にベトベト!(笑) そう、ベトベトだったなあ、って思い出が強く残ってます。さすがに浴びる直前までは、ちょっとナーバスでしたね。浴びた瞬間は、血のカーテンにくるまれている感じでした。でも、これこそキャリーなんだな!って実感もわいちゃいました。出来上がったシーンは、とても素敵だったので、満足しています。でも、あの撮影は、本当にベトベト&クレージー、それにつきます(笑)。

すぴ:確かに"これぞ、キャリー"ですよね。ただ、僕は原作の"キャリー"のイメージに比べて、あなたは、ちょっと可愛すぎるかも?と思ったのですが。

クロエ:そうですか?私は、原作の"キャリー"って、決して醜い女の子ではない、と解釈していました。いつも不安を抱えていて、自分の本来持っている美しさや感情を外に表現できない女の子、つまり、内的な部分に問題を抱えていて、それゆえ周りとうまくコミュニケーションできず、阻害されている女の子なんです。だから、彼女が内面にかかえる"悩み・苦しみ・悲しみ"を自分なりに、イメージしながら、役作りしました。
役作りについて言えば、私は、13歳のとき、『キャリー』の映画は観ているんですけど、役に受かってからは、あの映画を見直すことはしませんでした。今度の『キャリー』は、スティーブン・キング原作の「キャリー」の映画化であって、デ・パルマ映画の『キャリー』のリメイクではないからです。

すぴ:76年版の映画や今まであなたが出演してきたジャンル映画と違い、今回の監督は、女性=キンバリー・ピアースですよね。女性監督だからこそ、こういうことが表現できた、という点はありますか?

クロエ:それは沢山あります。特にジュリアン・ムーアとの"母と娘"のシーンは、女性監督だからこそ、あの独特の母性愛の感じが出たと思います。あと、キンバリーは男目線を意識した演出はしません。例えば、撮影中、ここは、もうちょっと脚を見せてとか、少しセクシーに、みたいなことは言いませんから。

すぴ:ジュリアン・ムーアとの共演はいかがでしたか?

クロエ:すばらしかったです!わたしを違う次元に導いてくれました。今回は、秘めたる感情のほとばしりみたいなものを表現しなければならなかった。でも、撮影が始まったとき、私はまだ少し幼くて、どう演じようか迷っていました。でも、彼女の側にいるだけで、普段出せなかった演技が引き出された感じです。多才な女優でありながら、あと人間としても、妻であり、母親であり、尊敬しています。
今回は、ジュリアンとキンバリーが、本当に居心地の良い環境を作ってくれて、素晴らしい雰囲気の中で撮影に臨むことができました。

すぴ:なるほど。ところで先ほど私生活がハッピーとおっしゃってましたが、これだけお忙しいと、ストレスとか感じませんか?

クロエ:たしかに映画の撮影現場はバタバタしているし、プロモーションに世界中飛び回ってしゃべり続けなければならない(笑)。少し、心静かになりたいな、ということはあります。そんなとき、キャリーみたいに念力使えたら、ドアしめたり、まわりの人の口を強制的に閉じさせたりして(笑) 静かな環境、つくちゃうかも(笑)。

すぴ:もしクロエさんが念力使えて、キャリーみたいに僕をふき跳ばしてくれたらうれしいかも!(笑)

クロエ:私も、あなたがそれで喜んでくれたら、光栄です(笑)

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クロエ嬢にインタビューするのは、実は2回目。3年前の『キック・アス』での来日のときでした。
ずいぶん大人になった、そして かわいい女の子から美少女になっていました。

大人びた表情


美しさの秘訣は?と聞いたら、とにかく洗顔!だそうです。ファッションも大好きで、「日本のファッションを見ていると、3年後のアメリカはこうなるんだなあと思う」とのことでした。
私生活とは真逆の役をやりたい。プライベートがハッピーだからこそ、ダークでクレイジーなキャラクターを演じたい、というコトバが印象的。
そして、実は僕は、今回の『キャリー』と76年版との違いの一つに、キャリー母娘の描写があるような気がしていました。今回のクロエ嬢のインタビューを聞いて、合点がいきました。そう母性なのです。

というわけで楽しいインタビューでした!今回の『キャリー』、クロエ嬢の魅力とともに、せつなく そしてエキサイティングな傑作!レビューは、こちら

クロエ嬢の意向もあり、是非、日本の10代に観てもらいたいということで、R指定ではなく、PG12のレイティングです。ぜひぜひ、劇場で、ご覧になってください!

(杉山すぴ豊)

【参照リンク】
・『キャリー』公式サイト
http://www.carrie-movie.jp/

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