【建前禁止社畜相談室】予期せぬ部署に異動にさせられて、へこんでいます・・・


<悩み>
Hardworkers、創刊おめでとうございます!ハギと申します。最近、予期せぬ部署に異動してしまいまして、けっこう凹んでいます。これまで僕が作ってきた愛着ある仕事は全部後輩に引き継ぎ、新しい部署では、全然違うことをやらされることになりました。
前の仕事の関係者(エンジニアとか外部の人)は「ハギさんの時は楽しかったですよ」とか言ってくれるし、今の部署に残ることは維持しつつも、以前やっていた仕事を僕が引き取るというのは社会人的にアリなのでしょうか?(ハギ・27歳IT)



<回答>
バカヤロー! 何を言ってるんだ! 会社が決めたことには従え、このイカ! いや、タコ!
異動したってことは、タスクも変わるってのは当たり前の話だろうよ。お前は、多分以前と同じビルで働いてるんだな?だから「前の仕事を引き取る」なんて言えるのだろうが、地方の支社に行ったり、子会社出向みたいなことになった時に同じことが言えるか? 言えないだろ。言えるからワガママ言ってるんだよ。

要するにお前は仕事を「楽しいか楽しくないか」「やりやすいかやりにくいか」ということを最重視課題としているのだろう。両方とも実に重要な話であるが、ここでお前が「誰の方向を向くべきか」ということについて、ここでは考えてみよう。

お前が向くべき相手は、前の仕事で出会ったエンジニアや外部の人ではない。あくまでも上司である。上司が以前の仕事を外す指示を出し、新しい仕事に取り組んで欲しいと考えているのだから、それは従うべきじゃないかな。

もちろん、以前一緒に仕事をしていた人は「ハギさんの時は楽しかったですよ」くらいは言うよ。ただし、「楽しかった」というのは実に微妙な言葉だってことは覚えておけよ。「ハギさんの方がやりやすかった」だったら、もしかしたらお前の仕事っぷりはホメられているのかもしれない。だが、普通はそう思っていても言えない。理由は現担当を否定することになるからだ。だから、誰をも傷つけない「楽しかった」という無難な一言を言われたんだ。

彼らの「楽しかった」という言葉を受けて「ねぇねぇ、オレ、復帰したいんだけど......」なんてエンジニアや外部の人に言ったら、彼らも正直困ってしまうぞ。もう、彼らは新しい担当についていこうと考えているわけで、ハギ、お前は「終わったヤツ」なんだよ。それを引っ掻き回すようなことをしようとするのは、実に組織にとっては煩わしい存在である。

今回、お前が人事異動をし、タスクも変えさせられたというのに、こうした要求をしてくるということは、これからお前がまた異動した時も、「ガタガタ注文つけてくるウゼェヤツ」というレッテルを貼られる恐れがあるからな。人事もその情報は把握することだろう。お前は一瞬の感情で「あの、素晴らしい、愛の日々をもう一度」なんて思っているかもしれない。だが、残った人々はもう吹っ切れてるんだよ。

お前の会社の規模はよく分からないが、大企業なんかだとよくいるんだよな。なんか68歳くらいのループタイ締めたオッサンが突然オフィスにやってきて、その部署の一番エラい人のところに来て「ヤァヤァ」なんて言ったりしてさ。

退職したOBなんだけど、会社の近くを通ったとかそんな理由で来るんだ。初めの数回は皆歓迎するんだけど、3回目くらいから「また暇人が来たよ......」「あぁあ~○○さんも相手させられて大変だよなぁ......」みたいな空気になっていく。でも、OBは昔の仲間に会えるものだから嬉しくてたまらない。お前がやろうとしているのはそういうことなので、他人の目からすると見苦しいってことは覚えておけよ。

それでも前の仕事をやりたいのならば、手順はこうなる。

【1】お前、上司に相談

【2】上司、それを受諾

【3】上司、それをお前の以前の部署の上司に相談

【4】以前の部署の上司、受諾

【5】以前の部署の上司、現担当に打診

【6】現担当、受諾

【7】お前、前の仕事に復帰

場合によっては、【2】と【4】のところでは「さらにその上の上司に相談」というのがあるかもしれない。

これだけの手順を経て、お前の要求は通るかもしれない。そして【2】【4】【6】すべてのステップでも受諾されることが前提条件となる(もしかしたら【6】は不要かもしれないが)。ここまでの厄介事をお前は生み出そうとしていることを認識した上で、前の仕事をやりたいのならば止めない。

ただ、今の新しい仕事に粉骨砕身する方が賢いとオレは思うぞ。それじゃ、武運を祈る!

文/中川淳一郎

【お悩み大募集!】
「建前禁止社畜相談室」に悩みをお送りください。
悩みをより具体的に書き、ペンネーム(本名でも可)・年齢・職種をお書きください。
アドレスはinform@teamaol.comです。

フォームからでもどうぞ!
続きを読む