不便だからこそワクワク  "自給自足"シェアハウスを楽しむ人々!


先日放送が終了した『テラスハウス』(フジテレビ系)は一言でいえば、恋愛を求めて集う男女のシェアハウスだったが、全国にはさまざまなテーマをもったシェアハウスがある。

福岡・博多から車で1時間ほどの場所にある糸島で"自給自足"をテーマにしているのが「いとしまシェアハウス」。昨年から始まり、食料はもとより、エネルギーや仕事までも自給することを目標に掲げている。275坪の敷地にある築80年の建物を改修しながら、仲間たちそれぞれが自分の得意分野で力を発揮しながら共同生活。現在、仲間は7人いる。

10月4日、エコ&ソーシャル誌『ソコトコ』と「ヴィレッジヴァンガード」が共同で「ソトコト的でんきの教室@福岡」を開催。同ハウスの住人である畠山千春さんと志田浩一さんが、同誌編集長の指出一正さんとともにトークイベントに登場した。




もともと横浜に住んでいた畠山さんは、2011年3月の東日本大震災のとき、「いざというときにお金があっても何の役にも立たない」ことを実感。自分一人の力で生きていくこと、信頼できる人たちと一緒に暮らしていくことの大切さを真剣に考え始めたという。最近は「新米猟師」として一から狩猟を学んでいる。

畠山さんと志田さんは、シェアハウスで実際につくっている電気や、暮らしの工夫を紹介。パソコンや携帯型端末はソーラーパネルで蓄えた電気で動かしていること、これからくる冬の寒さには一斗缶を使った「ロケットストーブ」や、薪を使った韓国式床暖房「オンドル」を使う予定であることを話した。




また、自然をつかったエネルギーは"適材適所"とのこと。土地の特徴を生かし、自分たちの暮らし方を見つめ、それに合わせて電力をつくることが大事だという。志田さんは、ゆくゆくは「水力発電」にも挑戦したいと抱負を語った。

スイッチひとつで電気のつくことが当たり前の現代人にとっては、きわめて不便な暮らしのはずだが、二人とも生き生きと暮らしぶりを語り、毎日の生活に"ワクワク"していることが参加者に伝わってきた。

私たちの未来の"豊かな生活"のヒントが、こんなところにあるのかもしれない。
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