『孤独のグルメ』創作の秘訣を原作者・久住昌之が語る「人が美味いとかどうでもいい」


マンガもドラマも、『孤独のグルメ』はメチャクチャ面白い。主人公の井之頭五郎(松重豊)は商用でさまざまな街を訪れ、ふと立ち寄った店で食事を取る。ただ、それだけなのに、言葉にはしにくい魅力で観る者を放さない。原作者・久住昌之氏に、その魅力を確かめた。



五郎の行く店は"味な店"で、よく探し当てたと毎回感心する。ドラマの店はスタッフがリサーチ担当だが、氏も美味しい店の見つけ方をよく聞かれるそう。だが、「そんなもの、すぐわかるわけ、ないじゃない(笑)」と創作の苦労を明かす。「自分の足で歩いて、たくさん失敗して、だんだんわかるわけで。ネットで探してアタリをつけて、いわば、保険かけて店にいって、確かに旨いと。書いてあるほどじゃないとか、グルメ評論家かって!(笑)」。



だから訪れた店が、第一印象で題材に決まる、ということではないのだ。「僕は何も情報を持たず出かけて、ここで漫画が描けるかなとか、美味しいかなとか、すごく考えるわけですよ。で、食べ終わって、いろいろ考えて、店を出ても、雰囲気とか店主とかを想って、まだ考えるわけだよね。そういう食べ方を重ねていくと、何がわかるかっていうと、美味いものがわかるんじゃなくて『自分が何が好きか』がわかる。自分のことがわかるわけよ」。

人気のドラマ版も、早くも「Season4」。「ボクは、オリジナルな面白いマンガを作らなきゃならない。ウマいマズいのことだけ考えてたら面白いが置いていかれちゃうんだ。人が美味いと言っているとか、どうでもいいんだ」と『孤独のグルメ』創作の秘訣を明かす氏。「Season4」でもイズムがブレることはない。「こういうことは飲み会とかでも冗談まじりに話しているから、ドラマのスタッフも頑張って探してくれている。それが4まで続いている理由かもしれない。とにかく面白いものを作るには、時間がかかる。コツなんてない」。



『孤独のグルメ Season4』 ブルーレイBOX&DVD-BOX 発売中

ブルーレイBOX ¥15,984(税込)
DVD-BOX ¥12,312(税込)
発売元:テレビ東京 販売元:ポニーキャニオン

(C) 2014 久住昌之・谷口ジロー・fusosha/テレビ東京

【参照リンク】
「孤独のグルメ」 テレビ東京公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/ 
続きを読む