大傑作『ミッション:インポッシブル』はアノ映画を参考していた!監督に直撃取材



現在大ヒット中のトムクル活劇『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、かのチャーリー・チャップリンの『モダン・タイムス』(36)、バスター・キートンの『キートンの大列車追跡』(27)を参考にしているという衝撃情報を入手! いったい、この古典たちの、どこをどうヒントにしているのか!? クリストファー・マッカリー監督に聞く。

――今回の"ローグ・ネイション"は正直、過去のシリーズ中で一番良かったっす! 頭脳戦とトムクルのアクションの連続で、昔の"007"っぽいシーンの数々も多い印象でした!

ありがとう。でも、そう("007")じゃないよ。昔の無声映画で、ハロルド・ロイド、バスター・キートン、チャーリー・チャップリンなどなど、彼らのサイレント映画を参考にしているよ。



――マジですか!? ちょっと全然わからないんですけど(笑)、具体的なシーンを交えて解説をお願いしても!?

シークエンスで話すと、チャップリンの『モダン・タイムス』(36)で主人公が機械の歯車に巻き込まれていくシーンがあるけれど、そこを参考にしたり、バスター・キートンの『キートンの大列車追跡』(27)( ※『キートン将軍』、『キートンの大列車強盗』とも言います)なども参考にした。この映画では全編がチェイスだが、ミッションもチェイスがあるよね? その語り口、ストーリーテリングを参考にしたわけだ。

――たとえば今回、イーサン・ハントが潜水するシーンがありますが、ちょっと機械に巻き込まれているっぽいですよね? そういう箇所で『モダン・タイムス』(36)を参考に?

あるシーンを、このシーンにみたいに、という具体的なことではなく、ストーリーを語る上での【哲学的な部分】だね。それを参考にしている。そういう参考の仕方はいままでしてこなかったが、トムとの話し合いで決めたよ。世界的に観客の心をつかむためには、言葉に頼らず、視覚的な見せ方、ストーリーテリングで語っていく以外にないってね。そして字幕をいちいち読まなくても、ストーリーの世界に入り込める工夫をこれからの映画はやっていかなくてはいけない。そういう信念のもとに生まれたんだよ。



――偉大すぎますね。チャップリンとかキートンって。

視覚的なものでキャラクターを紹介したり、キャラクターを語っていくことで、世界的にオーディエンスの心をつかめると思っているよ。

――僕は、古き良きスパイ活劇をもう一度!みたいなコンセプトで撮っていると勝手に思ってたんですけど、そういうことではなかったようですな!

僕とトムは、観客が本当に楽しめる映画を作ろうという想いが基本にあって、そのためには危険なアクションがあって、そこにはユーモアもエネルギーもあふれている、とにかく楽しい映画にしたいだけだ。ただ、実は僕は"007"のファンでもあるけれどね(笑)。
あのシリーズは、演じる俳優によってトーンが変わるよね。ダニエル・クレイグは、ピアース・ブロスナン、ショーン・コネリーと全然トーンが違う。僕はダニエルのトーンが一番ジェームズ・ボンドに合っている気がするけれど、俳優によって全然違うだろう?



――"007"なんですね。なんだか安心しました(笑)。

ただ、"ミッション"はいつもトムだ。そういう意味ではトムもイーサン・ハントという人物も変わらないが、毎回ストーリーは違い、ハントが置かれていく状況は、シリーズでだいぶ変わっていくよ。ミッションの内容や人間関係などがね。それは、観客が本当に楽しめる映画を作りたいからさ!

――今日はありがとうございました。実はAOLニュースの読者って、会社でミッションを命じられても、やり遂げられないで終わっちゃう憎めない野郎たちばっかりなんですよ! 何か、言ってあげてくれますか!

この映画は、とにかく楽しめるので、まずは観ることだ。そして仕事に関しては"不可能なことはない!"、そう強く思うことだね(笑)。

https://youtu.be/_Dg3eAwCuVA


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