いま、一番行っちゃいけない学校『死霊高校』 映画製作者が語る「ホラー映画をヒットさせる秘密」


『パラノーマル・アクティビティ』 『インシディアス』 の製作チームが新たに手掛けた、ホラー映画史上最恐の"学校の怪談"、それが『死霊高校』だ。現在日本でも絶賛"絶叫"公開中だが、製作を手掛けたジェイソン・ブラムにインタビューしたのでお届けしたい。



――まずこの作品をプロデュースするに至った経緯を教えてください。
この作品との関わり方は、『パラノーマル・アクティビティ』の時とほぼ同じだ。ラフカットを観てとても印象的だったので製作者に連絡をして、会うことにした。多少の変化を加えたり、追加の撮影をする必要があるけれど、会社として関わって、今あるものに手を加えることで、更に作品を良くしたいと申し出たんだ。その後、配給する上でもサポートをしたいことも伝えた。つまり配給会社を使い、マーケティング活動を行い作品を世に出す手伝いをしたいと申し出たら、彼らもこの案に同意してくれた。

――ひと目で興味をひかれたそうですが、一番の魅力はなんだったのでしょうか。
一番の魅力はこの作品が本物だと感じられた事。多くのPOV形式の作品は偽物っぽく感じるが、この作品は本物だと感じられたんだ。同時に演技も真に迫っていたし、ストーリーも独創的だった。初めて観た時はこのような点に手ごたえを感じたね。最初に観た時はまだラフカットの状態で、公開されたものとはかなり違ったものだったが、作品の持つDNAは当時とは変わっていないよ。



――若きメインキャストたちの演技も怖さを引き立ててくれましたが、キャスティングに至るまでの経緯をご存知でしたら教えてください。

珍しいことにキャスティングディレクターはいなかったそうだよ。オンライン上に広告を打ってキャストを探したと聞いている。POVの映画を撮るときは、有名ではなく、知られていない俳優を選ぶのが鍵だから、無名の俳優を探す必要がある。だからほぼ全員あまり知られていない俳優を選んでるんだ。映画の中でもその場での即興がかなり多かったけれど、オーディションの時も即興をかなり沢山やったよ。演技と即興の能力で選んだね。

――ご自身で『死霊高校』を見て、一番震え上がった場面はどこですか?
オープニングだね。まだ油断している時でもある。ホラーだからたぶん良くないことが起こりそうだとは思っていても、それが何なのかはまだわからない。子供たちの劇で、何が起こるのか、嫌な予感がするところが一番怖かったね。



――ここからは、ちょっと個人的な質問を。これまで見た映画で一番怖かった作品は何ですか?
怖い作品で一番のお気に入りは『シャイニング』だ。この作品は大好きだし、ホラー映画の中では素晴らしいと思う。
個人的に最も怖かったのは『13日の金曜日』。まだ11歳か12歳の頃、家で一人で観たから物凄く怖かった。本来なら観てはいけないものを一人でこっそりと観たんだけれど、これが最も怖かった映画だね。

――最近のお勧めは?
『死霊館』は良かったよ。プロデューサーとして関わりたかったと思ったのもこの作品だ。

――一緒に仕事をしたい俳優、女優がいたら教えてください。
大勢いるけど、今は特にローラ・リニー。彼女は友人でもあり素晴らしい女優だけれど、まだ作品を一緒に作ったことがないんだ。是非一緒に仕事をしてみたいと思っている。ジェイク・ギレンホールも素晴らしい俳優だから、彼とも一緒に仕事をしてみたいね。最近考えているのはこの二人かな。

――最後に、ヒット作を連発する秘訣が何かありましたら教えてください。
わからないよ(笑)。でも嬉しい質問だね。うーん、秘訣は「低予算」かな。低予算なら、色々な映画を手掛けてみることができる。一風変わったものとか、独創的なものもやってみる。全てが成功というわけではないし、その中でもうまくいくものとそうでないものはあるけれど、作品を作るクリエイティブなプロセスにおいて、遊び心を掻き立てられるし、運を天に任せるような決断をすることもできる。だから「低予算」が秘訣かな。



『死霊高校』は大ヒット上映中

■参照リンク
『死霊高校』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/shiryoukoukou/
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