園子温監督が撮影秘話を大公開!池田エライザがオーディションで放った前代未聞の一言とは? 【映画 みんな!エスパーだよ!】


『映画 みんな!エスパーだよ!』公開記念、超豪華リレーインタビューのオオトリは、もちろん園子温度監督! 「鴨川嘉郎の存在に決着をつけたかった」という映画化に身を投じた理由、池田エライザがオーディション時に放った前代未聞の一言、実は巨乳ファンではなかった件、園作品のヒロインが"どこか似ている"件など、この際、映画&監督自身を大解剖! 恒例となりました、ありがたい読者メッセージもちょうだいしております!



――主人公の鴨川嘉郎(染谷将太)ですが、彼は、園監督自身の投影ですよね???

そうですね。それはもう本当にそうで、ズバリです。完全に自分を投影して作りました。まさに愛知県の撮影場所になったロケ地は、僕が高校時代を過ごした場所で、あの映画のような感じの高校生活でした。ただ、最終的に嘉郎はモテていますが、そういうことはなかったけれど(笑)。完全に僕の生き写しですよね。

――それでロケ地が故郷だったわけですね。

ロケ地は絶対、豊橋にしたかったですね。まったくもって僕も女性経験がなく、そういうことにものすごく興味があって悶々としていた日々で場所。完全に自分を投影しながら作れる場所として、豊橋を選択したわけです。

――完成した作品は、爽快なエロが印象的でした。男子目線だけでもなく、エロ描出のサジ加減が絶妙だなと思いました。

高校生の童貞気分を、そのままやっていかなくちゃいけない。あの当時は制服からブラのラインが透けたり、その程度のことで爆発できる時代だったので、そういうことを大事にしなきゃいけないわけですよ。別に映倫を気にしてやっていたわけじゃないけれど、そういう些細なくだらないエロこそ当時重要だった。だから妄想シーンではキスなどがありますが、それは妄想レベルの話で、それ以外はタッチすらないですからね(笑)。

――なるほど! そこにも爽やかエロスの原因がありそうですね。

今回は教授(安田顕)と秋山(神楽坂恵)もタッチしない。ほぼ見ているだけ。全編見ているだけなので、そこがいいんじゃないかって思っていますけど。

――反対に、映画版のスケールで描きたかったことは???

鴨川嘉郎の存在に決着をつけたかったということがあって、そこには二個の理由があります。まずは一見さんお断りの映画にしたくなかったということ。ドラマシリーズを観ていないとついていけない内容じゃ、ダメだと思いました。もう一つは鴨川嘉郎の17歳までの生涯をすべて描いて、決着をつけるとうテーマがあった。鴨川嘉郎のとある一週間ではなく、17歳までのすべてを描き尽さないとダメだなと思いました。

本当は小・中、幼稚園時代まであったんです。でも会社が嫌がったので。その時代から平野美由紀などもどうだったとか、そういうことまですべて含めてやっていたので、本当に生涯なんですよ。胎児から17歳まで。そういう気持ちはありましたね。

――さすがに実現しなかった要素もありますが、ある程度決着ついた感はありますね。

うん。結局はお母さんが一番大事で、同世代を含め、全員の女の子に興味があるまま終わりますが、そんなもんですよ(笑)。


――また、平野美由紀役の池田エライザさんが素晴しかったです。オーディションだったそうですが、決め手は???

よかったですよ。オーディションで100人以上見ましたが、そのなかで一番インテリジェンスを感じた。右脳的インテリジェンスとでも言うか、「ただただ頑張ります!」じゃなくて、「落ちたら焼肉おごってください」と僕ら審査員に言い放った。まだおごってないですが。あ、落としてないのでおごる必要ないんだ(笑)。

――どういうこと? ですよね(笑)。

そうですよ。どういうこと? なんですけど、それがエライザなんで。どこかそういうバカっぽさって、ある種のインテリジェンスで、吉高由里子に通じるところがありますよね。

――実はAOLニュースでは勝手に『映画 みんな!エスパーだよ!』を応援していまして、その池田エライザさんから園監督まで合計7名の方にリレーインタビューをして参りました! 偶然ですが、園監督には神楽坂さんからメッセージを預かっております! 「女の子をかわいく撮る技術がすごい!」「かわいいと思うタイプが似ている!」とのことで。

そんなにやっているんですか(笑)。でも、よくわからないですよね。好みやタイプがあるかって言われると、そうでもない。それと巨乳ファンだと思われがちだが、実は奥さんがたまたま巨乳なだけでして。それまで付き合っていた人は全部微乳(笑)。ほとんどない人が多かったですね。だから実は、何もないんですよね。撮り方で似ちゃうんですよ。僕の撮り方は癖があるので顔が似てしまう。そういうことじゃないですかね。

たとえばマーティン・スコセッシの映画って皆似たような芝居をするので、毎回同じ人が出ているとか錯覚するじゃないですか。そういうことだと思うんですよね。それこそ二階堂ふみと満島ひかり、吉高にしろ、僕の演技を作ろうとする質が似ているから、女優が違っても似てしまうことがあるかもしれない。トリンドル玲奈だって、全然顔なんて違うんだけど、僕が寄せていく質がいつものところなので近い顔になる。タイプが作られていく。

――ひょっとすると、理想の女性像を表現しているとか?

気が強くて、なよなよはしていない。自己主張が強くて、はっきり言葉で言ってしまう女。もじもじしない。そういう人が大半、僕のまわりを占めていますね(笑)。僕はアメリカンなんで、ちょっと日本人らしからぬ女性がいいです。日本人の奥ゆかしさをまったく感じない女性を作りますから。そういうタイプが好みで、顔じゃないんですよ。ガンガン来る人が好きなんですよね。

――今日は本当にありがとうございました! AOLニュースはどっちかと言うと、ガンガンいけない奥ゆかしい童貞男子イズムを継承する読者が少なくないので、園監督の言葉は神メッセージになるはずです!

童貞! 本当に気分がいい時も悪い時も、ビール片手に映画館に行けば、スカっとすることは保証しますよ。本当に気持ちよく観てください。





『映画 みんな!エスパーだよ!』は、大ヒット上映中!
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