本年度ベスト1の声も!大ヒット映画『キングスマン』が面白すぎる理由 バイオレンス、ブラックコメディ、オマージュ!



本年度の大切な1作、ベスト1に推す人も多い傑作です!現在大ヒット公開中の映画「キングスマン」です。

https://www.youtube.com/watch?v=ohOnGe6Cha8


「キングスマン」は、元々グラフィックノベル「キングスマン ザ・シークレット・サービス」が原作。「キック・アス」「ウォンテッド」のマーク・ミラーと「ウォッチメン」のデイブ・ギボンズが手を組んで2012年に発表しました。この作品を「キック・アス」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のマシュー・ボーンが映画化!しかも悪の親玉に"ニック・フューリー"のサミュエル・L・ジャクソン、「キック・アス」「グリーン・ランタン」のマーク・ストロング、「ダークナイト」トリロジーのマイケル・ケインが出演!というアメコミ映画ファンにとってたまらない作品に仕上がっています。



しかしながら本作は、アメコミ・ファンというよりも、最近のリアル志向の007ではなく、秘密兵器を使って、世界征服をたくらむ悪の組織をやっつける的な007映画や「電撃フリント」TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」「それいけ!スマート」といった60年代のスパイ活劇へのオマージュに満ちた作品です。



さらに「サンダーバード」で有名なジェリー・アンダーソンの「ロンドン指令X」「謎の円盤UFO」的な要素もあります。"キングスマン"とはどの国にも属そない、けれど裏で世界の平和維持のために暗躍する、イギリスに拠点を置く秘密組織。そこのエージェントが選ばれた人類のみの世界を作ろうとする悪党と戦います。クライマックスは、お約束の悪の要塞。しかも「007ゴールドフィンガー」のオッドジョブ「007私を愛したスパイ」のジョーズの伝統をひく、強くて怖い、ギミックありの用心棒登場!(それが女性というのもまたいいのですが)



そしてベテランのキングスマンのエージェント(演じるのは名優コリン・ファース!)が、若僧を育てる展開になっています。このへん「ウォンテッド」風。なおこの若僧役のタロン・エガートンは新スパイダーマン役の候補の一人でした。キングスマンの武器は、ギミックを仕込んだ傘だったり毒刃を隠す靴だったり、本当にこれぞ嬉しくなるようなガジェットいっぱいのスーパースパイ活劇!・・・なのですが「キック・アス」に通じる超バイオレンスが炸裂。



不謹慎かつお子様厳禁のブラック・コメディー的な描写がいっぱいです。マシュー・ボーンが「キック・アス」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の続編を手掛けなかったことは残念だけれど、本作を撮ってくれたことで帳消し!の痛快さ&面白さです!



今年は 夏には「ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション」があり、それこそ「0011ナポレオン・ソロ」の映画版「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」が11月に封切られ、クリスマスに「007スペクター」と、スパイ・ヒーローアクションが楽しめる年!このキングスマンの冒険もぜひぜひ忘れないでください!!

なおトリビアを1つ。劇中、あのマーク・ハミル演じる学者が登場しますが、グラフィック・ノベルの原作で、悪の組織が誘拐する、セレブ1号が"マーク・ハミル"という設定なのです(笑)
なお、もうすぐ日本でもリリースされるマーベルの「エージェント・カーター」(キャプテン・アメリカの永遠の恋人ペギーが活躍するアクション!)と似ている設定もあります。これまたお楽しみに!

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation

テキスト/杉山すぴ豊
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