『007 スペクター』公開記念!過去30年で「最も『007』らしいボンドテーマ曲」ベスト5



グラミー賞受賞シンガー、サム・スミスの『007』シリーズ最新作『007 スペクター』の主題歌「Writing's On The Wall」が公開された。






作品が更新される度に「ベストボンドソングは?」という特集が何度も組まれてきたが、最新テーマ曲がシャーリー・バッシー『ゴールドフィンガー』、トム・ジョーンズ『サンダーボール』など007のイメージを決定付けたクラシック・ボンド作品のテーマの牙城を崩すことはなかなか難しい。そんな背景から、1985年以降の「過去30年のボンドテーマ」という縛りでベスト5を選出したいと思う。

5位 「トゥモロウ・ネヴァー・ダイズ」シェリル・クロウ (1997)
https://youtu.be/2BxTwJtpGYA


ピアーズ・ブロスナン時代というより『消されたライセンス』以降のボンド主題歌のポストがずっとアメリカ勢続きだったこともあるだろうが、当時シェリル・クロウの曲は酷く冷遇された。しかしクロウというアーティストのスタイルからは想像できなくらい映画主題歌に徹した良曲だと改めて思う。当時残念だったのは、もう1曲裏メニュー的な扱いの挿入歌、KDラングの『サレンダー』がとってもボンド節でそちらが主題歌に相応しいと煽られたことだ。ゴールデングローブ賞の音楽主題歌賞にノミネートされたものの、タイタニックの『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』に撃ち落とされれ最後の最後まで運がない一曲。


4位 「ザ・ワールド・イズ・ノット・イナフ」ガービッジ(1999)
https://youtu.be/8C5NLfYdZaE


完全に忘れ去れられたボンド主題歌だが、90年代の3作の『007』シリーズの中では最もシリーズの哀愁溢れる旋律の伝統を受け継いだ曲風といえる・今聞いてもサビも盛り上げ方など「これこそ王道!」と唸りたくなる。


3位 「サレンダー」KDラング(1997)
https://youtu.be/j38dlEcGGvQ


『トゥモロー・ネバー・ダイ』のエンディングテーマとはいっても、こちらが最初はオープニング曲だったのでは?という疑惑があるくらいにサビで作品タイトルを連呼しており、後から取って付けたように「サレンター」と改題。シェリル・クロウの主題歌が酷評されるトリガーとなるという、どちらも得しない事態を招いた。クロウ同様、元々カントリーやフォーク系のソングライターにも関わらずボンド節炸裂である。


2位 「ザ・リビンク・デイライツ」A-HA(1987)
https://youtu.be/de2rBeWNgFo


テイモシー・ダルトンというジョージ・レーゼンビーに次ぐ地味なボンドの作品の主題歌だったこともあるだろう。当時英米でも非難を受けたのが、このA-HAの『007』主題歌だ。80年代のキーボードギラギラ時代とはいえシリーズの重厚感や美しさを見事に表現した楽曲。「テイク・オン・ミーのA-HA」というレッテルと同様に28年の時を経て「もっと評価されるべき一曲」といえる。


1位 「スカイフォール」アデル(2012)
https://youtu.be/DeumyOzKqgI


この曲の重要性は『007』のテーマ曲が27年ぶりに英国人の元に戻ったことだ。その前にエイミー・ワインハウスが担う予定であった(であろう)ポジションに、国民的歌手に躍り出たアデルが収まった形となったが、かつてのシャーリー・バッシーを彷彿とさせる「21世紀のボンド主題歌」がここに誕生した。サム・メンデスの007は伝統的な007の雰囲気を英国人歌手の起用で取り戻した意味でも評価できる。

https://youtu.be/eAQBc3affUU


『007 スペクター』は12月4日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
SPECTRE(C)2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
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