元リハウスガール・山本舞香、『南くんの恋人』ヒロイン役で大ブレイクの予感


突然身長15cmになってしまった女子高生のちよみと幼なじみの南くんのラブコメディ『南くんの恋人』(フジテレビ系・月曜深夜)が始まった。内田春菊が『ガロ』で86年から連載した漫画が原作で、90年に石田ひかりと工藤正貴でスペシャルドラマ化。94年には高橋由美子と武田真治で連ドラになり、平均視聴率15.6%とヒット。04年にも深田恭子と二宮和也でリメイクされている。


今回の南くん役は火曜深夜の『監獄学園』(TBS系)でも主演の中川大志。そして、ちよみを山本舞香が演じている。13歳で華々しくデビューして"未完の大器"状態だった彼女の初ヒロイン作。他にも良い流れがあり、いよいよ開花のきっかけとなりそうだ。

山本は鳥取出身で、2011年に『三井のリハウス』CMの第14代リハウスガールとしてデビューした。リハウスガールといえば初代の宮沢りえを始め、一色紗英、池脇千鶴、蒼井優、夏帆らを輩出してきたブレイクの登龍門。前任の第13代も川口春奈だった。山本もデビュー前から『鳥取美少女図鑑』に載って注目された素朴ながら抜群の美少女で、ブレイクは確実視されていた。しかし4年経ち、出演作は重ねているものの、予想されたほどには至ってない。

要因のひとつは、不況もあってか『三井のリハウス』のCMがかつてほど出稿量がなかったこと。蒼井優らの頃と比べてもテレビで観る機会は少なく、印象に残らなかった。加えて、山本のデビュー当時はAKB48を中心にアイドルグループのブームが席巻。雑誌などのメディアでも枠がそちらで埋まっていて、彼女のような10代女優が取り上げられることは少なかった。

ドラマでは陰のある役が多かった。『幽かな彼女』(フジテレビ系)の陰険なクラスの問題児や、『夜のせんせい』(TBS系)の家庭環境が劣悪で殻に閉じこもる定時制生徒など。何となく暗いイメージが付いてしまった部分もある。


だが、今年3月に公開されて大ヒットした映画『暗殺教室』では、女子生徒の一番手の茅野カエデ役。クラスのムードメーカーの陽気な役柄で、本人も「慣れなかったし私自身も人見知りだけど、現場で頑張って明るくしていたら、テンション高くいられました」と話していた通り、弾けた演技で新境地を開いた。

『南くんの恋人』のちなみもムードメーカーの設定で明るい性格。小さくなる前の1話では、角を曲がって南とぶつかり倒れてキスというベタなシーンもあった。南が幼い頃と変わって冷たいことに気を揉んでいるが、小さくなってからは動きも声も大きくして、より快活に。茶わんの風呂ではしゃいだりもしていた。


来年3月には初主演映画『桜ノ雨』も公開される。高校合唱部が舞台の青春グラフィティ。最近ヒットが多い路線だ。そして、4月には『暗殺教室』の続編も。前作ラストは彼女が演じる茅野カエデの秘密を示唆するシーンで終わっていて、原作漫画の通りなら殺せんせーと対峙する見せ場もあるはず。ここに来て良い展開が続いている。

いつの間にか18歳になっていた山本舞香。映画が連続公開される来春には、自身の高校卒業も控える。鳥取出身の素朴さを残したまま、性格的にもガツガツしたタイプでないようで、速攻ブレイクとはならなかったが、マイペースで着実にステップアップしてきた。高校時代がピークの美少女も少なくないなか、彼女はここからの伸びシロが大きいはず。秘めたポテンシャルが発揮されていくことに期待したい。

文・斉藤貴志


https://youtu.be/ggbF0PBWTCg


https://youtu.be/0ICwRi6BFIs


■参照リンク
『南くんの恋人~my little lover』オフィシャルサイト(毎週月曜深夜フジテレビにて放送)
www.cinemart.co.jp/minami/

■11月のAOL特集
世界の可愛すぎる動物たち【フォト集】
続きを読む