光る名脇役・小池栄子、唯一無二の存在感でグラビアアイドルから演技派女優へ


嵐の大野智が主演するドラマ『世界で一番難しい恋』(日本テレビ系)の視聴率が1話12.8%、2話12.9%と安定している。


やさぐれ気味の役がハマる大野だが、今回は一流ホテルの社長にして"34歳で初恋"という設定のラブコメ。ひと目惚れの相手を演じるのが『あさが来た』(NHK)で今世紀の朝ドラの最高視聴率を出した波瑠という話題性もあり、好調な滑り出しとなった。

そんなドラマを脇で支えているのが、社長秘書役の小池栄子だ。有能で、ワンマンな社長にも堂々と意見し、恋愛に関しては中学生レベルの彼に恋を成就させる手ほどきも。「嘘をつけない男がモテるわけありません」などと台詞が歯切れ良く、ネットには「あの2人のやり取りが面白い」「あんな秘書がいたらいいな」といった声が寄せられている。

朝ドラ『マッサン』(NHK)でも「北海道編」にニシン漁師の娘役で登場し、八嶋智人が演じた酒造り職人とのロマンスでサイドストーリーから盛り上げたが、それ以来の地上波連ドラとなる今回も、いぶし銀の女優ぶりは健在だ。

現在35歳の小池。20代前半には"宇宙一のメロンパイ"と称したB91の巨乳を武器に、グラビアアイドルとして活躍していた。当時のグラビアは戦国時代。井川遥、吉岡美穂、乙葉、釈由美子ら"癒し系"が主流だったなか、小池は骨太でグラマラスな体型を逆手に取って"威圧系"を名乗り、第一人者となった。
一方で当時から女優業にも乗り出し、2003年公開の映画『恋愛寫眞』では主人公の広末涼子を殺す役を演じ、狂気じみた演技のインパクトが強すぎて作品の評価が割れる要因にまでなった。

27歳で主演した映画『接吻』では、親子3人の殺害容疑で逮捕された男に惹かれるOL役で、毎日映画コンクールなどで主演女優賞。2011年公開の『八日目の蝉』では主人公に近づくルポライターを演じて『第35回日本アカデミー賞』の優秀助演女優賞など、グラビア卒業後に女優として完全に一人立ちした。

ドラマでも『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で堺雅人のライバル弁護士の妖艶な秘書役など出演作が続く。ほとんどが脇を固めるポジションながら、常に視聴者を唸らせる演技を見せてきた。グラビアアイドルとして一世を風靡した後、胸を売りにしなくなっても、演技力で女優として成功した例は珍しい。

最近は歌うアイドルを卒業して女優に転身を図ることが多いが、当時はグラビアで名前を売って女優へステップアップしようとする流れがあった。小池ももともと女優志望で、当初は乗り気でなかった水着グラビアの仕事ばかり増えて、テレビで「芸能界をやめます」と勝手に宣言したことがある。だが、「ここでやめたら現実逃避なだけ」と思い直し、またイチからグラビアに取り組み、やり切った果てに今日の女優業での成功があった。

今や小池がグラビアアイドルだったことを知らない視聴者も多いが、あの表現力と存在感の原点はグラビア時代に磨かれたもの。当時からのファンには『世界で一番難しい恋』で見せる"威圧系"の名残りが感慨深く映っている。

文・斉藤貴志




■参照リンク
小池栄子 プロフィール
http://e-p.jp/cm.html

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