その価値33億円!ケニアが105トンもの象牙を焼やしてまで届けたかったメッセージとは?【動画】



ケニア野生生物公社(KWS)当局は4月末に、野生の象保護活動の一環として約105トンの象牙やサイ角などの焼却処分を行うとしている。この規模の焼却処分は世界初。

https://youtu.be/WCbHJS1xxt4


今回の焼却を"無駄"として、命をささげた動物たちの牙や角を売却し、その利益を保護活動にあてるべきではないかとの声もあがっている。

だが1989年に象牙取引は国際的に禁止されており、ケニアがこれらを売却するには闇市場に頼るしかない。今回処分される象牙やサイ角はおよそ3000万ドル(約33億円)相当とされているが、ケニアの目指すところは別にある。2014年、同国の主要産業である観光業からの収益は20億ドル(約2200億円)超。その観光業で、最も重要な役割を担っているといえるのが野生の象の存在なのだ。こういった大型の焼却を行うことで注目を集め、人々に象牙製品を買わないよう訴えることができる。

現在、象牙販売の最大市場である中国では、数年にわたって大規模な啓蒙活動が行われている。2007年の調査では、70パーセントの中国人が象牙製品のために象が殺されることを知らなかった。ケニアがこのような公のメッセージを発信することで、意識向上に役立つと考えられている。

しかし、それでもまだ十分とはいえない。昨年のある調査によると、象牙製品を買っている人の多くは焼却処分を支持する一方で、自分たちの取り引きについては理由をつけて正当化するのだという。

■参照リンク
http://www.aol.com/

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