「ジャニーズ系」ってどういうこと? 一般の人とジャニーさんが思う「ジャニーズ系」の違いとは


【連載:ジャニヲタに訊け!】第2回 "ジャニーズ系"ってどういうこと?


"ジャニーズ系"という言葉があります。

「今年の新卒、ジャニーズ系のコがいるよね!」などと話すとき、そこで共有されるイメージは、ほぼ同じはず。すなわち、「さらっとした髪の可愛い男の子」みたいな感じです。この「女子ウケする髪とベビーフェイス」は絶対で、いかに美少年でも坊主頭では"ジャニーズ系"にカテゴライズされません。

ジャニヲタは、自担(自分の好きなジャニーズ)の髪にはとてもうるさくて、やれ切った、染めた、パーマをかけたと目をこらしては、泣いたり萌えたり大忙し。長髪か短髪かでファン同士がモメたり、写真の売れ行きが変わってしまうほどなのです。

では、そんな「女子ウケ髪の美少年」=ジャニーズ系こそが、まんまジャニーさんの理想とする男子なのでしょうか?


――否。実はそこには、大きな隔たりがあるようです。


ジャニーさんは、かつてラジオ番組(※)に出演した際、「最近の若い子の髪の毛!みんな同じですよね。坊主にしちゃえよ!」と発言したことがあります。

「(みんな同じ髪型だから)なんの特徴もないの。昔のジャニーズは東山(紀之)にしろマッチ(近藤真彦)にしろ短髪だった。僕は、坊主はすごくいいと思うんですよね。髪の毛でごまかすのは、女性だったらいいけど、なんで同じにしなきゃいけないの?って思う。(ジャニーズも)髪の毛は坊主にしたい。坊主はすごくカッコいい!」と、ほとばしるような坊主推し。

社長自ら、"ジャニーズ系"のアイデンティティをぶっ壊しにかかりました。

さらに、日本男子が結ぶハチマキの魅力にも触れ、その凜々しさを絶賛。
事実、〝Snow Man〟(ジャニーズJr.の人気ユニット)など最近のジャニ衣装にも、ハチマキが取り入れられています。坊主にハチマキ、昭和テイストなコンボです。

また、「(タレントは)顔だけでは選ばない」とも語り、だからこそワイルドな森田剛さん(V6)、ヤンチャな近藤真彦さんら、個性豊かな人材がそろっているのでしょう。

一般に語られる"ジャニーズ系"のイメージと、本家本元のジャニーさんがヨシとする男子像にかなりズレがあるのは、興味深いところです。
両者を比較してみると、こんな感じになりましょう。

【一般的な"ジャニーズ系"のイメージ】
●さらっとした流行の髪型!
●可愛い顔!
●少年体型!
●ジャニ声(少年っぽい声音)!


【真・ジャニーズ系(ジャニーさんがイイと思う男子)】
●坊主!
●ハチマキ!
●顔だけじゃない!
●その子らしい個性がある!


Hey! Say! JUMPの山田涼介さん、Kis-My-Ft2の玉森裕太さんなどは、まさに"ザ・ジャニーズ系"といったところでしょうか。一方、坊主もキマルTOKIOの長瀬智也さん、V6の岡田准一さんあたり、男性人気も高い人たちは"真・ジャニーズ系"に近いのかもしれません。

ジレンマがありつつも女性ニーズを尊重し、タレントを丸刈りにしたりしないジャニー氏に、大人の自制心を感じます。

「ジャニーズ系って、ジャニーさん好みの男の子でしょ?」と思ったらそうじゃない。
次の飲み会でジャニーズ系の話題になったら、ぜひ"ジャニーズ系"と"真・ジャニーズ系"の違いも肴にしてみてくださいね。

※出典※「蜷川幸雄のクロスオーバートーク」(NHKラジオ第1)、2015年1月1日放送分より。

文/みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック"女子マインド学"を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。 ●Twitterアカウント:@mikiru ●公式ブログ:『俯瞰! ジャニヲタ百景
続きを読む