ハリウッドきっての異端児に­して天才俳優ホアキン・フェニックス、華麗なる「変人(!?)役」歴をご紹介


ウディ・アレン監督待望の最新作『教授のおかしな妄想殺人』で、慢性的に孤独な無気力人間になってしまった主人公・哲学教授エイブを演じる、個性派俳優ホアキン・フェニックス。


早世した映画俳優リバー・フェニックスを兄に持ち、姉は女優レイン・フェニックス、妹はサマー・フェニックスと芸能一家で育ったホアキン。80年代に映画デビューし90年代にガス・ヴァン・サント『誘う女』、オリヴァー・ストーン『Uターン』と有名監督に認められ様々な作品に出演、2000年にはリドリー・スコット監督『グラディエーター』で映画史に残る悪党、ローマ皇帝コモドゥスを演じアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。そして2005年の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』では、実在のカントリー歌手ジョニー・キャッシュを演じ、ゴールデングローブ賞主演男優賞、そしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、役者として高い評価を得る。

そんな華々しい経歴を持つホアキンだが、ここ最近の作品はどこか風変りな"変人"役が多いのはご存じだろうか。普通の役より、一癖も二癖もある個性的なキャラクターを巧みに演じ分けてきたホアキン、ここではそんなホアキンの天才ぶりが分かる華麗な「変人!?役」歴を紹介しよう。

2008年、俳優を引退しヒップホップアーティストに転身する、と突然宣言したホアキン。ライブを実施するなど歌手として本格的に動き出したと思いきや、2010年にこの言動がケイシー・アフレック監督によるフェイクドキュメンタリー『容疑者、ホアキン・フェニックス』の演出であることを明かし、メディアを驚かせた。このドッキリで全米中の大ヒンシュクを買ったホアキンだが、2年間も世間をダマし、ダマすための奇行を繰り返すなど一癖も二癖もある"自分自身"を演じ切り大きな話題となった。

https://youtu.be/wz6CU7pgiKc


2012年にはポール・トーマス・アンダーソン監督の『ザ・マスター』に出演。新興宗教に翻弄される心に傷を持った退役軍人を熱演し、名優フィリップ・シーモア・ホフマン相手に、狂気をはらんだ演技を見せつけ、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。

https://youtu.be/fJ1O1vb9AUU


2014年のスパイク・ジョーンズの『her/世界でひとつの彼女』では、人工知能に恋をしてしまった、人生に行き詰った不器用な男を熱演。実体はないが会話だけで新型OSのサマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)に恋をする一風変わった役にも関わらず、その純粋でひたむきな演技に多くの人が胸を打たれた。

https://youtu.be/WzV6mXIOVl4


『ザ・マスター』のポール・トーマス・アンダーソン監督と再びタッグを組んだのは、アメリカの伝説的作家トマス・ピンチョンが手がけた探偵小説『LAヴァイス』を映画化した異色探偵サスペンス『インヒアレント・ヴァイス』。本作でホアキンはマリファナ中毒の私立探偵を熱演、元恋人の依頼を受けたことから予想だにしない陰謀に巻き込まれていく、ダメなヒッピー探偵をユーモラスに演じている。

https://youtu.be/5L-gq3x7xXA


そして、本作『教授のおかしな妄想殺人』では自分を見失った哲学教授で、「ネガティブ」、「妄想」、「豹変」という典型的な変人の側面を抑え、役作りのために15kgも体重を増量し天才的な病み演技を披露。ウディ・アレンはエイブ役を演じるのに必要な「生来の複雑さ」がホアキンに備わっていると感じたという。「ホアキンに与える指示や言葉は、彼が自然に醸し出す複雑さによって面白くなる。そこで常に何かが起こるんだ」と天性の変人っぷりを感じさせる言葉を残している。

https://youtu.be/6zrdrjhJAsU


『教授のおかしな妄想殺人』は全国公開中

■参照リンク
『教授のおかしな妄想殺人』公式サイト
http://kyoju-mousou.com/

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