榮倉奈々、ドラマ『99.9』でのハマり役が話題に!実力派女優へ見事な転身


今クールの連ドラで最高19.1%とダントツの視聴率を記録している『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)が最終回を迎える。松本潤の演じる主人公・深山大翔ら弁護士たちによる事件の謎解きと軽妙な掛け合いの硬軟両輪で人気を博してきた。


このなかで、深山の同僚の女性弁護士・立花彩乃を演じているのが榮倉奈々。上昇志向が強い努力型でプライドの高さをのぞかせる一方、大のプロレス好きでレスラーの前では子どものようにはしゃいだりと、ドラマに沿った二面性をうまく見せてきた。

榮倉はもともと『Seventeen』看板モデル出身で、身長170㎝を越える抜群のスタイルに愛くるしい顔立ちというヴィジュアルながら、女優転向後の演技に関する評価は必ずしも芳しくなかった。だが現在は、名だたる演技派を揃えてヒット中の映画『64-ロクヨン-』にも、ほぼ唯一の主要若手女性キャストとして名を連ねている。いつの間にか女優として重宝される存在になっていた。

モデル出身の女優では、松嶋菜々子や米倉涼子から最近も杏や桐谷美玲らが活躍している。人気ファッション誌に毎号出て同性ファンが多いことは、キャスティングでアドバンテージになる。一方、モデルとしては大人気でも女優業からはすぐ撤退したり、中堅止まりのことも少なくない。演技は"棒読み"などと言われがちで。

榮倉は18歳のときに『ダンドリ。~Dance☆Drill~』(フジテレビ系)でドラマ初主演し、朝ドラ『瞳』(NHK)や『泣かないと決めた日』(フジテレビ系)、映画『余命1ヶ月の花嫁』、『図書館戦争』など主演級を含め出演作が28歳の今日まで途切れずに来ている。

当初はヴィジュアル売りの面もあったが、演技力で評価を高めたのが2014年のドラマ『Nのために』(TBS系)。三つの時代が交錯するストーリーで、高校時代のピュアさと悲しみ、故郷を捨てて上京してからの苦悩などを、観ていて胸が痛くなるほど生々しく演じた。「こんなにうまい女優になっていたのか」との声が挙がった。



『64-ロクヨン-』では、主人公の三上義信(佐藤浩市)の部下で県警広報室の紅一点の婦警・美雲役。広報室と記者クラブの対立を何とか取り持とうとする役どころで、抑えた演技のなかに清廉さを醸し出し、三上の心を動かすシーンも説得力があった。

スタイルと共に「笑顔が魅力的」と言われてきた榮倉だが、その武器の笑顔を封印しても、演技で魅せることが増えてきた。『99.9』で演じている立花と同じように、女優として天才肌ではないものの、多くの作品に出演しながら努力で培ってきたものが身を結んでいるのだろう。『99.9』ではプロレス絡みのシーンなどで見せる笑顔にも、相変わらず惹き付けられるが。

人気先行から気づけば実力派へと成長しつつ、もともとの魅力も失っていない現在の榮倉に、シリアスかつ軽妙な『99.9』はうまくハマったようだ。

文・斉藤貴志



■参照リンク
榮倉奈々プロフィール
http://www.ken-on.co.jp/artists/eikura
『99.9-刑事専門弁護士-』公式サイト(日曜よる9時からTBS系列にて放送)
www.tbs.co.jp/999tbs/
榮倉奈々 Instagram
https://www.instagram.com/nana_eikura/

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