YOUNG DAIS、自身が好演を見せた『日本で一番悪い奴ら』の魅力を語る 「信念を持つことがどれだけすごいことかわかる」


HIP HOPアーティストのみならず、最近では俳優としても活躍著しいYOUNG DAISが、映画『日本で一番悪い奴ら』で綾野剛演じる主人公の舎弟、山辺太郎を好演している。悪人が登場する映画ではあるものの、どこか青春映画風味で、「全員悪そうに見えはしますが、主人公に投影できるものがあると思うので、共感していただければと思います」とYOUNG DAIS自身も本作の魅力を推す。自身の人生にも多大なる影響を与えたという本作について聞く。


――本作との出会いは"人生を左右するくらいの大きな出来事だ"と言われていたそうですね?

そうですね。大きな出来事が起きてしまっています(笑)。キャスト、監督、スタッフの方々とひとつの作品に取り組み、そうして完成した映画が世の中に出た時に、どうエフェクトしていくかで今後の僕を左右するだろうという意味だったんですが。

――白石監督はインモラルな物事を隠さず描いてこそ、インモラルな物事の意味がしっかりと伝わると言っていました。

大切なことは価値観なんですよね。価値観と理性の間で良いか悪いかが決まっていって、そこで何かよくないことをしている人がいたら、関心がわいたりしますよね。規制として否定されているものはダメですが、そこにたどりついたストーリーが重要だと思う。

――つまり、悪いことをしている人には、そこに事情や背景があるということですね。

ダメなことはダメなんですけど、そこに至るまでにストーリーがあるはずだと僕は思っていて、それを知ることで恩赦じゃないけれど、人間として許せることがあるはずで、そういう心を持っていたいとも思います。じゃないと、山辺太郎も、ああはなっていないと思う。

――その山辺太郎というキャラクターですが、どういうプランで演じましたか?

運び屋のスパイとして劇中には登場していますが、どちらかというと主人公の諸星要一(綾野剛)の人生に添い遂げる、理解している舎弟ですよね。彼の一番近くにいて、何事に対しても敏感に反応できる人。そういうことを意識して演じました。

(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

――諸星は悪徳警官ではあるものの、人間的な魅力にあふれているキャラクターでした。

アクラム・ラシード(植野行雄)を紹介する時、コイツを使ってオヤジがいいほうに向かうなら、俺たちを使ってくれて構わないみたいな犠牲心も山辺は持っている。それほど彼に尽くすことが重要だと思っていて、それは人間的な魅力の裏返しですよね。

――やっていることは悪事ですが、諸星の信念に周囲も観客もほだされますからね。

彼のような勢いを持っている人にどれだけの人が魅了されて、自分の信念を持つことがどれだけすごいことか、この映画を観ればわかると思うんですよ。犯罪を肯定するわけじゃ全然なくて、そういうことを感じ取っていただけるといいなと思います。

――映画を観ていると、ちょっとうらやましい、入りたいって思ってしまいます(笑)。

もちろん、ダメなことをダメなこととして、しっかりと表現している映画です。でも、『日本で一番悪い奴ら』っていうタイトルなので、全員悪そうに見えはしますが、主人公に投影できるものがあると思うので、共感していただければと思います。


映画『日本で一番悪い奴ら』は、大ヒット上映中!



■『日本で一番悪い奴ら』公式サイト
nichiwaru.com

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