綾野剛が語る『日本で一番悪い奴ら』に惹かれた理由 「美しい映画が世の中に多い中で、その対比となる存在の題材に惹かれるし必要だと思った」


『日本で一番悪い奴ら』の主演、綾野剛にインタビュー。"日本警察史上、最大の不祥事"と言われる「稲葉事件」をモチーフにした題材で、稀代の人気俳優はそのどこに惹かれ、主人公の悪徳警官・諸星要一をどう演じたのか。「逆の発想で演じた」という綾野剛に聞く。


――今回の『日本で一番悪い奴ら』、俳優として一番惹かれた要素は何でしょうか?

出演したいと思ったきっかけは白石和彌監督だったからです。まず最初にプロットが届いて、"拳銃200丁、覚せい剤130キロ、大麻2トン、『日本で一番悪い奴ら』"と書いてあったので、これは引き受けようと思いました。

――(笑)! 悪徳警官のような悪いキャラクターに興味があったのですか?

たぶん僕は役者の中でも作品でそうとう人を殺していたほうで、過去400人くらいは殺していますから、そういった願望はないです。ただ単純に、いま美しい映画が世の中に多い中で、その対比となる存在の題材にも惹かれるし、必要だとも思っています。


――モチーフとなった"稲葉事件"の、稲葉圭昭氏ともお会いしたそうですね。

僕が演じた諸星要一のモデルとなった方です。劇中で、覚せい剤を打つシーンがあるのですが、稲葉さんは腕の血管がほとんどないくらい細かったようで足に打つ方法を教えてもらい、参考にさせていただきました。

――主人公の刑事・諸星を演じる上で、そうとうリサーチを重ねたと思っていました。

いえ、僕は別物として考えていました。実際に生きている人を演じることは、ある種、非情なことで、稲葉さんの経歴をお借りして新しい人物を作らないといけない。稲葉さん自身は声も細くてとつとつと話す方ですが、僕は逆の発想で演じました。

――そして映画は、青春映画になっていました! 野郎どものツルミ感が最高でした。

作品は言うほど、難しい話じゃないんです。そこにはマイノリティーとかそういうことはなくて、ただ単純に青春を謳歌し、同じ釜の飯を食いたかった男たちの話なんです。


映画『日本で一番悪い奴ら』は、大ヒット上映中!



(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

■『日本で一番悪い奴ら』公式サイト
nichiwaru.com

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