ユニクロCMの日系美女、ソノヤ・ミズノが正統派ダンス映画『ハートビート』への思いを語る 「爆発的な面白さを持つ作品」


ジャンルを超えた音楽とダンスの融合が圧巻の青春エンターテインメント映画『ハートビート』に、女優、ソノヤ・ミズノが出演している。日本人の父、イギリス人の母を持つ彼女は、英国ロイヤル・バレエ・スクールで学んだ優秀なバレリーナであるだけでなく、モデル、さらに女優へと活躍の場を広げ、長編デビューを果たした映画『エクス・マキナ』(15)のキョウコ役でも話題を集めた。ユニクロのCMや、大物アーティストのMVでも、しなやかなダンスを披露している彼女だが、この度、ダンサーが見ても「ちゃんとわかって作っている」ダンス映画であると語る本作への思いや、日本のファンへのメッセージを教えてくれた。


――『ハートビート』の脚本を読んだ感想と、本作への出演を決意した理由を教えてください。

私は楽しいダンス映画を観るのが好きなのですが、たとえば、ストリートのヒップホップが中心になってしまい、バレエはちょっとしか出てこないというようなことがよくあります。しかしこの作品はとてもバランスがいいのです。

大人も子供も含めて、ダンスに情熱を感じている世界中のすべての人が観たときに、「この作品は、ちゃんとわかって作っているんだな」と思ってもらえれば、正しいダンス映画を作る一員に自分もなれるんじゃないかと思いました。また、物語がとても素敵だったので、それを伝えることにかかわりたかったのです。

――主人公の親友・ジャジー役を演じるために、監督とどんな話をしましたか?

私が演じたジャジーは、監督の奥様で、本作の脚本を手がけたジャニーン・ダミアンのお姉さんの経験をもとに作られたキャラクターなので、ジャニーンにいろいろと聞いて役作りをしていきました。ジャジーは決して悪い子ではなく、ただ好奇心がいっぱいあって、失敗をしてしまう年齢でもある。そのあたりのことは監督とジャニーンと3人でよく話をしました。


――日本でもミズノさんへの注目度が高まっています。

10年ぐらい前にモデルとしてロンドンと東京を行き来していた時があって、東京にも住んでいました。私の半分は日本人ですから、日本をもっと知ってもらうということは重要なことだと思っていますし、今後も続けていきたいです。

日本から私の活動が注目してくれているのはとても嬉しい!いつか日本の若い女の子たちにも、国際的に活躍するモデルとして見てもらえる存在になりたいです。そう思うのは、エンターテインメントやアートの世界では、まだ存在感を確立できていないから。もっと強い存在感を出せるようにアピールしていきたいと思っています。

――ジャジー役は、『エクス・マキナ』のキョウコ役とは違って、セリフも多く感情豊かですね。

キョウコはいろいろな感情を内に秘めていて、言葉を使わずにそれを表現しなくてはいけなかった。一方、ジャジーは、たくさん言葉を話す役ですが、やりすぎないように、彼女がどんな女の子であるか見せなければいけないという難しさがありました。ですから、キャラクターとしては全く真逆。だけど、チャレンジとしては同じくらい大きいものが2人にはありました。


――セクシーなシーンも多かったように思いますが...。

ジャジーがお風呂に入っているシーンは、レオタードを着ていたので問題なかったんです(笑)。

――2つの役柄でご自身との共通点はありますか?

なぜか、みんな私のことを社交的な性格だと言うのですが、実は静かでシャイなところがあるので、どちらかというとキョウコに似ています(笑)。

――演じるにあたって難しかった点はどこですか?

どの作品でもそうだと思いますが、自分で持てるものはすべて持って役に挑まないといけないということです。ジャジーはエネルギッシュで感情的にもなるし、そういう彼女を演じることが一番のチャレンジでした。でも、それは最高の部分でもあるんですよね。


――ダンスシーンに関して、英国ロイヤル・バレエ・スクール出身というキャリアが役に立ちましたか?

この作品のこだわりは、バレエを踊るダンサー全員がプロでなければいけないという点なので、わたし自身にそういう経歴がなければキャスティングされなかったかもしれません。ダンサー役なのに踊れないようなことがあれば、少しでもダンスをやっている人から見るとわかってしまうので、全員踊りの経験があるということは重要なことですし、自分の経験値も役に立ったと思います。

最近は前ほど踊ってはいなかったんですが、この役が決まった時に3週間ほど毎日レッスンをして、現場に入ってからも、2週間ほど、撮影前に振付のリハーサルをしました。滞在中は、主演のキーナン・カンパとルーマニアの国立バレエと一緒にレッスンを取ることもありました。ですので、準備万端で撮影に臨みました!(笑)

――ジャンルの垣根を越えた音楽とダンスの融合が見事な映画ですが「ここを見てほしい!」という部分を教えてください。

やはり、ダンスをしている人が全員プロであるというのが一番の魅力なのではないかなと思います。それを叶えるために、私たちも含めて相当の努力をして作った作品です。そこがポイントかな。私の記憶では、全員プロのダンサーを使っている作品は他にありませんので、爆発的な面白さを持つ作品になったと思います。

――ミズノさんが気に入っていらっしゃるシーンはどこですか?

地下鉄で2つのグループがダンスバトルをするシーンですね。作品が出来上がるまで、このシーンのことは知らなかったのですが、女性がリードする部分はとてもパワフルだったし、見ていて楽しくて、とても気に入っています。


――本作では若者たちが夢を叶えるために奮闘します、夢を叶えるために必要だと思うことはなんですか?夢を見ている日本の若者にアドバイスをお願いします。

「自分がこれをやりたいんだ」ということを信じていて心から願っているのであれば、それを手にすることができるのは自分以外にはいないのです。他人がそれを叶えてくれるわけではない。そのために必要なのは、ただ努力を重ねることだけだと思っています。

そして、どんなことがあってもくじけずに頑張り続けること。同じような夢を持っていても、やる気や集中力がない人達は、どんどん諦めていきます。そして最終的には自分だけが残っていく。頑張ったからこそ、そこに自分がいると私は思っています。

――次回作について教えて下さい。

英国で作った『Alleycats』がありますが、小さい作品なので日本では公開しないかもしれません。そうなると『La La Land』(『セッション』のデミアン・チャゼル監督新作)が次になるのかも。今は『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督の新作『Annihilation』の撮影が終わったばかりです。主演のナタリー・ポートマンとのシーンが少しあったので、みんなに早く観てもらいたいですね。

――最後に、日本のファンに向けて『ハートビート』をアピールをお願いします!

とてもエキサイティングで、才能溢れるダンサーやミュージシャンが集まり、同時につづられていく誠実な物語をぜひ楽しんでください。気持ちが上がる作品です!ファンの人達は、いつも応援してくれてありがとう。このインタビューを読んでくれて、そして私の作品を観てくれて本当にありがとう。いつかみなさん一人一人に会える時がくればいいなと思っています。


映画『ハートビート』は8月20日(土)より、新宿シネマカリテ他にて全国順次ロードショー

(C)2015 High Strung, LLC



■映画『ハートビート』公式サイト
heartbeat-movie.jp

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