「年齢なんて関係ない!夢を追え!」 平均年齢83歳の世界最高齢のヒップホップダンスグループに直撃!映画『はじまりはヒップホップ』


ニュージーランドの東側に浮かぶ人口8000人の小さな島、ワイヘキで誕生した"世界最高齢"のダンスグループ「ヒップ・オペレーション・クルー」。70代じゃまだまだ若手!平均年齢83歳の彼らの「ヒップホップ世界大会への出場」という挑戦を追ったドキュメンタリー『はじまりはヒップホップ』が「笑って泣ける」「もう最高!」と絶賛されている。


本作の日本公開を記念して、左からレン(a.k.a. Big Deal)、レイラ(a.k.a. Leila G)、マリー(a.k.a. Missy M)、ブレンダ(a.k.a.BB Rizzell)、ジャック(a.k.a. JJ Rizzell)の5名のクルーが来日!(ちなみにカッコ内はヒップホップダンサーとしての名前だ)

72歳のマリーと75歳のレンはヒップ・オペレーション始まって以来のオリジナルメンバー。そして、9人の子供、15人の孫、13人のひ孫を持つ、85歳のジャックと83歳のブレンダのカップルは、ご夫婦でダンスや趣味を楽しむ毎日を送る。72歳のレイラは最近ヘリコプターでオークランドへ運ばれ、心臓の緊急手術を受けた(!)が、完全復活を遂げた元気なレディだ。

この度、AOLニュースでは若者、シニア関係なく世界中にインスピレーションを与えている世界最高齢のヒップホップダンサーたちに話をうかがった!

(c) 2014 Rise And Shine World Sales / Inkubator Limited / photo_Ida Larsson

――すごく素敵な映画で、後半から涙が止まりませんでした。

ブレンダ:でしょう?(笑)

――この年齢になって映画にかかわることになるなんて思いもよらなかったのでは?

ブレンダ:映画に携わる一連の作業が、一瞬たりとも飽きない、とても楽しい経験になりました。映画は、私たちよりも、もう少し年齢が上のお三方をフィーチャーし彼女たちのストーリーを語っているので、私たちは、あくまでも背景に映っている程度なのですが、それでもプレミアに行けましたし、さらにワイヘキ島で上映会が行われ、そこで誰よりも先に映画を観せてくれたことも嬉しかったです。

ブレンダ、ジャック

――「ヒップ・オペレーション・クルー」の経験によって何か変化はありましたか?

レン:踊りはいろんな心配事やストレスから解放させてくれるものなんです! というのも、ダンスフロアにいるときには「どういう振りで踊らなきゃ」ということを一生懸命考えているので、余計なことを考える暇がない。だから何歳であっても挑戦すべきですね。やっぱり体と頭を使って、こういう活動をするのはとってもいいことだと思います。

――ご家族は「ヒップ・オペレーション・クルー」の活動をどう思っていますか?

ジャック:家族もすごく喜んでくれて、手厚くサポートしてくれました。孫やひ孫たちは、「おじいちゃん、おばあちゃんたちがヒップホップを踊っているなんてスゲー!」と喜んでいます(笑)。

――ご高齢にして、ヒップホップ世界大会への出場を目指すということを初めて聞いたとき、正直、どう思いましたか?「やってやるぞ!」とか、「無理かも」とか...。

レン:とにかく最前列には立ちたくないと思ったよ(笑)。人の後ろに隠れて踊る分にはいいのですけどね(笑)。でも、何でも時間を費やせば費やすほど、どんどんやり易くなってくるし、今ではすっかりハマっちゃって、最前列で踊らせてもらっています! 話があった当時は、人それぞれ考えや不安がありました。でも練習していく中でお互いを終始サポートし合い、一丸となっていったのが功を奏しましたね。今もメンバーのサポートがあるから活動が続けられるのだと思います。

レン、マリー

――高齢化社会を迎える日本が元気になっていくには、皆さんのように新しいことにどんどんチャレンジしていくことが必要です。新しいことに対して常に興味を失わずに生きていくにはどんなことが大事だと思いますか?

マリー:いつもやり慣れていることを淡々とやっていくゾーンみたいなものが、みんなあると思うのですが、そういうところから果敢に飛び出して行って、ちょっと慣れないことに手を出してみることですね。年を取り過ぎているがためにできないなんてことは、ひとつもありません。マインドやハートは、いつまでも若々しく保てるものです。とにかく「できない」という言葉を辞書に持たないこと。そして何でもやってみること。大変だったり、やりにくかったりするかもしれないし、他の人ほどうまくはできないかもしれないけれども、何でも果敢に挑戦していくことが充実した人生を送るカギだと思います。

――日本はすごく年齢を気にする国で、たとえば、30代を迎えることに対してもネガティブになってしまう若い女性がどうしても多いです...。

ブレンダ:ええ!本当?! きっと仕事もまだしているだろうし、子育てもしているのかもしれない。こうやって私たちのように仲間で集まっていろいろな活動をするということもないかもしれないし、そういう大変さはわかります。でも、そんなに落ち込んでいたら人生を無駄にするから、外に出ていろいろ活動するべきです。まだ30代ならいろいろできることはあるでしょう!

――ワイヘキ島の人たちは元気そうですよね!

ジャック:ワイヘキ島の人たちは寿命が4年長いんだよ!

――何かライフスタイルに秘訣はありますか?

レイラ:私は、ワイヘキ島はパラダイスだと思っています。すごく美しいところで、どこへ行っても絶景なのよ。みんながのんびりしていて、毎日海辺まで行けるし、ものすごく心の栄養になるところです。そういうところが秘訣なのかも。

レイラ、ブレンダ

――映画では、クルーの若きマネージャー兼振付師・ビリーさんにもフォーカスが当たります。世界大会への出場を提案するのも彼女ですが、普段のビリーさんはどんな方ですか?

レイラ:褒めても褒めきれないくらい素晴らしい女性です。お年寄りを相手にダンスを教えるのは、相当大変なことだと思うのですが、声を荒げたり、怒ったりすることは一度もなかったし、最初から最後まで励ましてくれて、それぞれのいいところをちゃんと引き出してくれました。私たちも嫌になったりすることは全くありませんでした。何よりも彼女は、完全にボランティアで、一銭ももらわずにやっているのです。こんなに何時間も一生懸命働いてくれる人なんて、そうはいません。とっても特別な女性だと思っていますし、これだけの偉業を成し遂げた彼女が本当に誇らしいです。

――これから他に挑戦してみたい夢はありますか?

レイラ:今はとにかく毎日を楽しみに過ごすことができて、それはとてもありがたいことです。私はもう70歳を過ぎていて、寿命かもしれない。だから毎日がギフトだと思って生きています。ヒップホップを習うようになってからは、どんどん自信がついていったこともあり、今は教会で説法のように、みんなの前で話すこともしています。昔だったら絶対にありえなかったことですが、そういう事もできるようになりました。

――映画『はじまりはヒップホップ』を観る日本の人に向けてメッセージをお願いします!

マリー:「年齢なんて関係ない」ということ。新しいことには果敢に挑戦していくべきで、いろんな妨げも関係ありません。たとえば、ある程度の年齢になったらホームに入るべきだ、とか、周りが面倒を見るべきだという固定観念がありますが、そういうことではないんです。やりたいことがあればどんどんやればいいし、若い人たちと交流したければ、一緒に交流すればいい。「夢を追え」ということです!


『はじまりはヒップホップ』はシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

『はじまりはヒップホップ』予告映像


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■『はじまりはヒップホップ』公式サイト
hajimari-hiphop.jp

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