ドラマ「刑事7人」の紅一点・倉科カナ、色気だけじゃない安定した演技力が話題に


視聴率が軒並み毎回1ケタと、全体的に低調だった夏クールの連ドラ。そのなかで常に10%前後と安定しているのが『刑事7人』(テレビ朝日系)だ。1年前の夏に続くシリーズ2作目。東山紀之を中心に個性派のエキスパート7人が難事件に挑む。テレビ朝日得意の刑事ものでツボを抑え、カタルシスと哀感を程良く配していて。シリーズものも多いテレビ朝日で、『相棒』のような大ヒットではないにせよ、『科捜研の女』や『警視庁捜査一課9係』に続く息の長い作品になるかもしれない。


この『刑事7人』で、メインキャスト7人の紅一点の女性刑事・水田環を倉科カナが演じている。帰国子女でクールだが、足を使ってコツコツ調べる職人肌の刑事という役どころ。かわいらしいイメージの倉科がスーツ姿で荒くれた男性に気後れせず、颯爽としたところを見せて好評だ。「変わらない美しさは圧巻」「かわいこちゃん枠でない演技をしているのがうれしい」「男気たっぷりな感じはハマリ役」など様々な感想が寄せられ、ともすればむさ苦しいキャストのなかで清涼剤となっているのは間違いない。

現在28歳の倉科は、2009年にNHKの朝ドラ『ウェルかめ』でヒロインを演じ、『dinner』、『ファーストクラス』、『残念な夫。』(いずれもフジテレビ系)などにコンスタントに出演。脇を固めてきた。女優として安定感があるが、もともとは高校卒業後に「ミスマガジン2006」でグランプリに選ばれて注目された。愛らしい顔立ちにバスト89のグラマラスな肢体で「少年マガジン」や「ヤングマガジン」で水着グラビアを披露。イメージDVDも4本リリースして人気を呼んだ。

ただ女優業ではデビュー3年で目立った活躍がなく、事務所がグラビア系でなかったことから水着仕事も抑えていくと中途半端な立ち位置になり、忘れられた存在になりかけた。だが、朝ドラオーディション5回目の挑戦で、『ウェルかめ』の雑誌編集者を目指すヒロインに抜擢される。

当時は現在と違い朝ドラ低迷期で、『ウェルかめ』の平均視聴率13.5%は歴代最低。そのなかでも走るシーン、体操するシーン、前かがみにパソコンを覗きこむシーンと倉科のバスト89の胸が揺れて、出勤前のサラリーマンをニンマリさせた。2週目にいきなり、当時の朝ドラでは破格の視聴率20%に上がった日があり、「巨乳効果か?」とネットで騒がれたが、実際は台風が来ていて家に待機していた人たちが、予報を観ようとチャンネルを合わせていたらしい。ともあれ、朝ドラ史上まれな巨乳ヒロインだった。

その後の倉科は『Mother』(日本テレビ系)での松雪泰子が演じた主人公の妹役や『名前をなくした女神』(フジテレビ系)での見栄っ張りなヤンママ役などで、純粋に女優としての評価を高めていく。場を明るくする佇まいが持ち味で、主演した深夜ドラマ『花のズボラ飯』(MBS・TBS系)でのズボラ主婦はハマリ役だった。グラビアアイドル出身の女優としては小池栄子が映画『接吻』や『八日目の蝉』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞するなど高い評価を受けてきたが、倉科も続くことが期待される。

とはいえ、『刑事7人』でも「ブラウス越しでおわかるおっぱいの感じがいい」といった声もある。男性視聴者としては演技もさることながら、グラマーぶりも変わらぬ魅力ではある。

文・斉藤貴志



■参照リンク
『刑事7人』公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_02/
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