ドレスを3か月間「死海」に漬けてみた → なんとも美しいアート作品に!



アラビア半島北西部にある塩湖、通称「死海」の塩分を利用して美しいドレスを作り上げるアートプロジェクトが話題になっている。



イスラエル・エルサレム出身のアーティストSigalit Landauさんが、19世紀のデザインのドレスを"死海"に漬けるという写真プロジェクト「ソルト・ブライド」を2014年に開始した。

この写真プロジェクトは、Sigalitさんが約3ヶ月にわたってドレスに死海の塩分が与える変化を記録した写真8点から構成される。長期間かけて衣類の生地に塩分が付着していくことで、神秘的な塩の結晶をまとったドレスが出来上がった。

元は黒色のドレスだったが、チャコールブラック、パールホワイトへと徐々に変化。「まるで雪や砂糖のようで、死の抱擁のようでもある」とSigalitさんは語っている。彼女の作品において、塩はファブリックに変化をもたらす超自然現象のシンボルとなっているのだ。

なお、19世紀のスタイルを採用した黒いドレスは、1916年に作家シュロイメ・アンスキーが悪霊に取り憑かれた花嫁が辿る悲劇を描いた戯曲『ディブック』からインスピレーションを受け、主人公が着用していたドレスをモデルにしたという。

エルサレムの丘の上で育った彼女は、昔から死海がある景色を眺め、週末には遊びに行き、幼い頃から死海に魅了されてきたそうだ。地表で最も低い場所にあり生命体の存在に欠ける死海を、彼女のアーティストとしてのキャリアにも取り入れることができるのではないかと考えたのが作品制作のきっかけだったらしい。

彼女は死海にまつわる実験的なプロジェクトを手がけ、2005年には500個のスイカとともに裸で浮かぶアート映像を製作している。公式サイトでは、バイオリン、靴、ランプ、フラッグ、魚網などのアイテムにも死海の塩の結晶を付着させたアート作品シリーズを公開中だ。

Sigalitさんによる写真プロジェクト「ソルト・ブライド」は、英ロンドンにある<マールボロー・ファイン・アート>ギャラリーにて2016年9月3日まで展示が行われた。

■参照リンク
http://www.dailymail.co.uk/
続きを読む