【レビュー】マーベル×Netflix、クライム・アクション作品にぴったりの黒人ヒーロー「ルーク・ケイジ」


いよいよ9月30日にNETFLIXで配信となる「ルーク・ケイジ」です!主演のケイジ役を演じるマイク・コルター氏のインタビューをあげさせていただきましたが、いよいよ本編の登場です。

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ご存知のように「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」に次ぐ3作目のマーベル×NETFLIXのコラボ・ドラマ。一応、映画『アベンジャーズ』(12)の戦いの後のニューヨークが舞台で、マーベル・シネマティック・ユニバースの世界観とはつながっていますが、このNETFLIXで奏でるマーベル・ユニバースは映画版とちょっと異なり、スーパーヒーロー物というよりも、ニューヨークの街を舞台にしたクライム・アクション物(「ジェシカ・ジョーンズ」はサイコ・サスペンス物)であり、しかもTVドラマではなく配信ドラマなので、TVよりも過激な、もしこれが映画だったらR指定確実な描写を盛り込んだアダルト・テイストのドラマになっています。

「ルーク・ケイジ」では、犯罪渦巻くNYを舞台に、この街を牛耳ろうとするギャングのボス"コットンマウス"に人体実験で特異な体質となったルーク・ケイジが立ち向かいます。主人公も悪も、そして主要人物も(原作同様)皆黒人で、曲もNYに似合うヒップホップが使われており、ブラック・ムービー的なテイストがあります。また、NY人情話的でもある。

もともと、"ルーク・ケイジ"自体も、1972年に「Luke Cage, Hero For Hire (雇われヒーロー:ルーク・ケイジ)」というコミックスでデビューしており、この70年代は、映画『黒いジャガー』(71)に代表されるような、いわゆる都市部の黒人の観客に向けた、黒人が主役の映画...ブラック・パワー・ムービー(アメリカではBlaxploitation Movieと言うそうです)が流行していました。なお、『黒いジャガー』は2000年にサミュエル・L・ジャクソンでリメイク、悪役をクリスチャン・ベールが演じています!(ニック・フューリー VS バットマン<笑>) マーベルもその影響を受けて、黒人が主役の、都市型犯罪アクション系のコミックスを出した。それが"ルーク・ケイジ"だったようです。

僕とルーク・ケイジの出会いは、スパイダーマンのコミックスです。スパイダーマンを憎むジェイムソン編集長が、金でヒーロー稼業を務めるルークにスパイダーマン退治を頼む...とまあそういう話でした。なので僕はパニッシャー同様、ずっとスパイダーマンからの派生キャラと思っていましたが、独立したヒーローだったわけです。後にルーク・ケイジは、スパイダーマンと共にアベンジャーズ入りしますが。ルーク・ケイジはジェシカ・ジョーンズの恋人でもあり、またパワーマンともよばれ、アイアン・フィストというヒーローともタッグを組んでいました。

NETFLIXは、13話のTVドラマというより、13時間の映画的な作りをしているので、「デアデビル」のシリーズが13話かけて、最後のエピソードであのコスチューム姿になったように(笑)、ルーク・ケイジがヒーローとして覚醒していくまでを描いています。ただ改めて思ったのは、やはりルーク・ケイジってクライム・アクションものにピッタリのヒーローだな、と。

というのも彼の能力は人体実験で得たものなんですが、怪力とそして銃弾をも跳ね返す強靭な皮膚なのです。したがって銃をものともしない身体と腕っぷしで相手を倒していきます。そうなるとルーク・ケイジの見せ場を作りやすいのは銃を持った相手との肉弾戦なのです。
そしてマイク・コルター氏の素晴らしすぎる肉体が、本当に銃弾を跳ね返しそうな感じでとてもリアリティがあるのです。

マーベル・シネマティック・ユニバースには、ニック・フューリー、ファルコン、ウォーマシーン、ブラックパンサーと黒人ヒーローが大活躍ですが、彼らと一味違うルーク・ケイジの活躍を秋の夜長にジックリと楽しんでください。

なおNETFLIXではこの後アイアン・フィストがドラマ化され、さらにデアデビル、ルーク・ケイジ、ジェシカ・ジョーンズ、アイアン・フィストがチームを組む"ディフェンダーズ"が登場。楽しみです!




写真は今年のサンディエゴ・コミコンでNETFLIX系のヒーローのコスプレをしたファン。

PHOTO BY すぴ豊


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