本木雅弘主演作に義母・樹木希林がサプライズで駆け付けるも「身内が来るという事はよほど友達がいないということ」と希林節炸裂! 『永い言い訳』特別試写会


10月3日、都内にて、本木雅弘主演、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督最新作『永い言い訳』の特別試写会が行われ、西川監督、本木が登壇、さらに、本木の義母である樹木希林が応援に駆け付けた。


この日、観客にはサプライズで登場した樹木は「宣伝部からお願いされて来ました。身内が来るという事は(本木は)よほど友達がいないということ」と会場を笑わせた。2人は映画イベントとしては2012年以来の親子共演となったという。

本作で本木が演じる主人公の衣笠幸夫は、不倫相手と密会中に、突然の事故で妻を亡くすも、その死に一滴の涙も流すことができない男。劇中では、同じ事故で亡くなった妻の親友の、遺された夫とその子供たちに出会い、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る様が描かれる。


映画について、樹木は「ここまでこちら(本木)にピッタリする脚本も初めて。映画のタイトルもピッタリだし」と本木のハマり役ぶりに感心しながら、「だから西川監督に出会って、50歳にしていい意味で俳優としてのほころびを紡いでもらった気がした。ここからはそのほころびからまた何かがジワジワと出てきて、これから20年、30年くらいは俳優としていい営業活動が出来るのかなと期待しています」と太鼓判を押した。

さらに、イベントでは、人生相談形式で一般客からの悩み相談に答える事に。"人を見る目がなくて恋愛関係がなかなか上手くいかない"という悩みに、樹木は「見る目がないというけれど、そういう相手に出会うというのは自分の中にもそういった要素があるということ。つり合いが取れているのよ。根本的な性格は一生変わりません」と鋭く指摘。それに本木から「今の論理からいえば、内田裕也さんの中に自分を見ているという事ですか?」と聞かれると「そうよ、そっくり!表向きは向こうが破天荒で私が尽くしているように見えるけれど、破け具合は私の方が凄い」と意外な事実を明かし、娘婿の本木は「ロックというか、もはやゲリラですね...」と妙に納得していた。

一方、本木は樹木の娘である妻・内田也哉子について「得体の知れなさが惹かれたポイント」と説明すると、すかさず樹木は「うちの家族に入るなんて誰だって反対しますよ。でも本木さんは、この家族の中に入ってそこで自分がかき回されて別のものを引っ張り出してもらいたいという気持ちがあったはず」と分析。また本作には家族にも見せていない本木の素顔も映し出されていたといい「だからこそ、この映画は凄くいいチャンス。家で引っ張り出せなかったものが垣間見えている」と西川監督の手腕を賞嘆していた。

また"夫に家事を手伝ってもらいたい"との不満には「夫が手伝った感じを出さず、段取りよくやるようならば、あなたなんかと結婚しないわよ」とバッサリ。樹木は時々、娘家族の家に〈内田家政婦協会〉として片づけのために出入りするそうだが「孫に『お父さんはどうしたの?』と聞いたら『洋服をたたんで引き出しにしまっている』と言われた」と、今でも娘の下着をたたんでいるという本木の生真面目なパパぶりを明かした。

"不倫をしてしまいそうで嫌だ"という恋多き女性からの相談も。昨今芸能界をにぎわす"不倫"について樹木は「本木さんは不倫をすると家族とかその後が面倒くさいから、それを考えたらしないみたい」と娘婿の心境を代弁(?)しながら、相談者には「すればいいんじゃないですか?グチャグチャと考えないでやってみて、それで後が大変だったとわかれば人間として成熟していくはずだから」と大胆にアドバイス。西川監督も「恋をすれば感受性が豊かになるので人生も豊かになるはず」と恋する事には前向きで、本木は「その危険さは若さを保つ要素なのかもしれない」と否定はしなかった。

義母とのトークショーを終えた本木は「緊張感があった」と苦笑い。一方、樹木は「西川監督は美人でしょ?それに性格も悪くない。映画監督として珍しい。そういった人は凡庸な作品を作りがちだけれど西川監督は違う。これからも西川監督のような人がどんどん出てくれば映画界も楽しみになりますね」と西川監督に向けてエールを送っていた。

映画『永い言い訳』は10月14日(金)全国ロードショー


©2016「永い言い訳」製作委員会

■映画『永い言い訳』公式サイト
nagai-iiwake.com
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