​​​​​​​妖怪やモンスターが動き出す! 500年前の名画『快楽の園』を現代的に解釈したという3Dアニメーション映像が登場【動画】


初期フランドル派を代表する芸術家の一人ヒエロニムス・ボスが描いた名画『快楽の園』。

PARADISE - A contemporary interpretation of The Garden of Earthly Delights from STUDIO SMACK on Vimeo.


3枚の板に油彩で描かれた『快楽の園』はボスが40歳から60歳の20年間の間に制作し、1400年代末から1500年の初頭に描かれたとされる作品だ。

中央のパネルには性的快楽を描いたとされ、様々な妖怪、怪獣、悪魔など諸説いわれるモンスターのようなものが描写されており、現代のアニメや映画などにも通じる創造性溢れた世界が構築されている。そんな『快楽の園』の中央のパネルを現代的に解釈し、3Dアニメーションで表現した動画が公開された。

この現代版『快楽の園』とも言うべき作品は、オランダの「スタジオ・スマック」によるもの。映像に登場する生き物(?)は、それぞれが独自の動きを繰り返し、まさに動く絵画のような映像に仕上がっている。

『快楽の園』は、500年以上前の作品ながら現代の欲望につながる作品として今なお人々の心をつかんでいる。グロテスクなモンスターたちや歪な形をした生物なのか植物なのか判らない物体は、人間の消費至上主義、エゴイズム、現実逃避、性的誘惑、虚栄心、退廃といった現代と全く同じような欲望社会を表現しているといわれているが、SF映画やゲーム、アニメの世界で日頃目にする創造上の生き物やキャラクターにも相通ずるものがあり、妙に親近感を覚える。

この映像作品はネットで公開されたものだが、今年の12月31日にオランダ・ブレダ市にある「ミュージアム・オブ・ザ・イメージ」において、巨大なスクリーンに映し出され公開される予定だ。
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