安全性の違いに驚きの声! アメリカ産対メキシコ産の日本車が正面衝突



車同士のクラッシュテスト。赤い車とシルバーの車が、約64キロで正面衝突し両車両ともに大きなダメージを負っているが、上から見るとシルバーの車はフロント部分がエンジンルームのみの破損で運転席が守られているのに対して、赤い車は座席までグチャグチャに・・・。

https://youtu.be/85OysZ_4lp0


交通事故なら、赤い車の方はドライバーの命の保証が無いくらいに破損していることからも、この2台に大きな品質の差があることは一目瞭然だが、実はこの車両方ともに日本のニッサン製、しかも2015年と2016年に製造された比較的新しい車同士の衝突実験なのだ。

実はこの2台。赤い車は「2015年メキシコ製のニッサン・ツル」対してシルバーの車は「2016年アメリカ製のニッサン・ヴァーサ」。どちらもメーカーが両国の安全基準に基づき販売している車両なのである。両車両に共通しているのは一般的な中型セダンということだが、安全面などを見ると、両国の車の需要や消費者ニーズなどにも大きな違いがあることに気づく。

アメリカで販売されているヴァーサは、厳しい最新の安全基準に対応した新設計の車だが、一方のメキシコ向けのツルは、1990年代に北米向けに開発されたニッサン・セントラがベースになっており、低価格で販売されている車。厳密に言うと1995年にアメリカで販売終了になったモデルを21年経った今でも、メキシコの工場で生産しているというのだ。よくよく見るとこのツルという車、一昔前の日本車のようなデザインからも設計の古さは感じられるだろう。

「なぜこのような危険な車が売られているのか?」と日本人からすると疑問を感じるかもしれないが、このツルという車、長年最も安価なセダンとしてメキシコではタクシードライバーなどのニーズが高く売れ続けていたことにも原因があるようだ。
今回のクラッシュテストの結果などから、メキシコでも新型のヴァーサが安全基準5つ星に対し、ツルはゼロ判定と安全基準を満たしていない車に遅ればせながら指定され、いよいよ来年2017年の5月に製造を中止することが決定したという。
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