往復の通勤時間が6時間の人も・・・時間を有効にするために、コロンビアで長距離通勤者を対象にした「ある試み」が話題に



都市部を中心に、長時間通勤が珍しくない日本。南米コロンビアには、それを逆手に取った取り組みがあるという。

https://www.youtube.com/watch?v=bs95QvS46hU


首都のボゴタには約800万もの人が住んでいるが、その中で高等教育を受けているのは10人中わずか1人程度。この数字は世界水準よりも低く、OECD(またはOCDE、経済協力開発機構)が調査を実施した65カ国中、62位だ。さらに、大都市ボゴタには移動手段の問題もあり、実に多くの市民が通勤に多くの時間を取られているという。例えばシルビアさんは行きに2時間、帰りに2時間の計4時間、オスカーさんは行きに2時間、帰りに3時間の計5時間、そしてエステラさんは行きも帰りも3時間ずつの計6時間といった具合だ。

仮に通勤に1日4時間かかるとすると、1年間に300日働けば、計1,200時間。そしてこれだけの時間があれば、何らかの技術を習得できるという。

そこでコロンビアの無料新聞『ADN』は、ラジオを利用して長距離バスの中を教室にするプロジェクトに着手した。バスの中ではラジオの教育番組を流すのだが、講師を務めるのはなんと、俳優やジャーナリストといったコロンビアの有名人!親しみやすさもあり、これなら気軽にラジオを聴けそうだ。内容も英語や歴史、そして性教育まで8教科と多岐にわたる。

さらにバスで学んだのち、学習を継続したい人には複数の教育機関で有効な単位として認められるという。『ADN』が展開したこの試みは50万もの人が知るところとなったそうで、これをきっかけに通勤時間を有効活用している人もきっといるだろう。

■参照リンク
http://www.adeevee.com/
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